MENU

公務員がお金を借りる方法は?共済貸付はバレない?民間ローンの金利や審査基準も解説

公務員がお金を借りる方法アイキャッチ

公務員がお金を借りる方法の1つに、公務員特有の借入方法である共済貸付があります。

しかし、実際に共済貸付を利用するとなると「職場に借入がバレないか」と不安を感じる方も多いのではないでしょうか。

共済貸付が不安な方は、バレない配慮がされている消費者金融カードローンや、まとまった金額が借りられる銀行カードローンも検討してみてください。

この記事では、公務員におすすめのカードローンなどについて解説します。

この記事でわかること

※青字をタップすると、記事内の詳細な情報が記載されている見出しに遷移できます。

目次

公務員がお金を借りる方法6つ

計算機をもった女性

公務員がお金を借りるには6つの方法があります。

公務員がお金を借りる方法6つ
  • 共済組合の貸付制度を利用する
  • 消費者金融カードローンでお金を借り入れる
  • 銀行カードローンを利用する
  • ろうきんを利用してお金を借り入れる
  • 互助会の貸付制度を活用する
  • ゆうちょの貯金担保自動貸付を利用する

それぞれ解説します。

共済組合の貸付制度を利用する

公務員がお金を借りる方法の一つに、共済組合の貸付制度があります。

公務員が加入対象となっている共済組合の貸付制度は、組合員が一時的にお金が必要になった際に貸付を行っており、非常に低い金利でお金を借りることが可能です。

また、信用情報機関を通さないため、民間のカードローンよりも審査に通りやすく借りやすいといったメリットがあります。

一方で、申し込み時に職場にバレる恐れや、借入までに1か月程度かかってしまう注意点もあり、周りに知られたくない方やすぐにお金を準備したい方には不向きと言えます。

加えて、共済組合の貸付制度は高額の融資も行っていないため、まとまった金額を借り入れたい方は別の方法を検討する必要があります。

消費者金融カードローンでお金を借り入れる

公務員がお金を借りる方法として、消費者金融のカードローンを利用する方法があります。

消費者金融のカードローンは、職場への在籍確認の電話や郵送物がなく、周りに知られないような配慮が徹底されているため、誰にもバレずに借りたい方におすすめです。

即日融資が可能な業者がほとんどのため、急な出費ですぐにお金を用意したい場合にも利用可能です。

また、金利は3.0%~18.0%と比較的高めに設定されているものの、貸付上限額が高く設定されている業者が多いため、まとまったお金が欲しいという方にもおすすめです。

銀行カードローンを利用する

次に、銀行が提供するカードローンを利用してお金を借りる方法があります。

銀行カードローンは、金利が1.5%~14.5%と消費者金融と比較して低く設定されており、借入上限も高いため、高額な借入をしたい方におすすめです。

一方で、申込から融資までは数日かかることがあり、共済組合よりは融資スピードが早いものの、即日で資金を用意したい場合には不向きです。

また、多くの銀行では職場への在籍確認が必須であったり、郵送物が送られてくることがあるため、「周囲にバレない配慮」という点では消費者金融に劣ります。

ろうきんを利用してお金を借り入れる

公務員がお金を借りる方法の一つに、ろうきん(労働金庫)を利用する方法があります。

ろうきんが提供する「マイプラン」は、借りたお金の利用目的が自由であり、さまざまな用途に活用できる特徴があります。

また、マイプランは金利が4%~7%と低く、長期間の借入を希望している方にもおすすめです。

ただし、職場への在籍確認や郵送物への配慮など、周囲にバレない配慮がされているかどうかは公表されていないため、お金を借りることが知られたくない方は消費者金融のカードローンを検討しましょう。

互助会の貸付制度を活用する

公務員は、互助会の貸付制度を利用してお金を借りることもできます。

互助会の貸付制度は、互助会に加入している公務員が利用できる制度で、1~1.5%程度の低い金利で借入が可能です。

医療費、冠婚葬祭の費用、自動車の購入など、目的に応じて借入上限額は異なりますが、連帯保証人が不要という大きなメリットがあります。

ただし、利用条件や申し込み手続きが加入する互助会によって異なる点や、手続きに時間がかかる点には注意が必要です。

また、即日融資には対応していないため、すぐにお金を借りたい方にはおすすめできません。

ゆうちょの貯金担保自動貸付を利用する

公務員がゆうちょ銀行を利用している場合、貯金担保自動貸付を活用してお金を借りることができます。

貯金担保自動貸付は、ゆうちょに預けている貯金を担保に、預金額の90%まで借入が可能な制度です。

金利は2.5%程度と低く、事前審査が不要で、ATMやネットバンキングを利用して手軽に借入できる特徴があります。

ただし、担保となる貯金が必要であり、預金額以上の借入はできないため、まとまった資金が必要な場合には不向きです。

貯金担保自動貸付は、預金がある方にとって便利で簡単な借入方法ですが、高額融資を希望する場合は他の方法を検討することをおすすめします。

公務員がお金を借りる際におすすめのカードローン【バレたくない・即日借りたい方におすすめ】

カード

「誰にも知られずに、即日で借りたい」と思っている公務員の方には、消費者金融カードローンをおすすめします。

消費者金融カードローンは、担保や連帯保証人が不要で、在籍確認の電話や郵送物への配慮が徹底されているため、周囲に借入を知られたくない方に向いています。

さらに、即日融資に対応している業者が多いため、「急いでお金を用意したい」という方にも便利です。

おすすめの消費者金融カードローンは次の通りです。

カードローン名 特徴 公式サイト
アコム ロゴ
アコム
  • WEBで申し込みから借入まで完結
  • 30日間無利息期間あり
  • 24時間365日申し込み可能
公式サイト
アイフル ロゴ
アイフル
  • 在籍確認なし対応可能
  • スマホアプリで便利
  • 最短18分で即日融資
公式サイト
レイク ロゴ
レイク
  • 初回利用で無利息期間最大180日間
  • スマホアプリから申し込み可能
  • カードレスに対応
公式サイト
プロミス ロゴ
プロミス
  • 最短3分で即日融資
  • 郵送物なし対応
  • 女性専用ダイヤルあり
公式サイト
SMBC ロゴ
SMBCモビット
  • 利息は日割り計算で安心
  • カードあり、なしを選択可能
  • Vポイントがたまる
公式サイト

それぞれ詳しく解説します。

アコム

アコム

出典:https://www.acom.co.jp/

金利 3.0%~18.0%
借入上限金額 800万円
最短融資時間 最短20分
毎月の最低返済金額 借入金額・契約極度額による
在籍確認の電話なし対応
郵送物なしの対応
公式サイト 公式サイト

アコムは、利用者数が多く知名度の高い消費者金融で、最短20分で即日融資に対応しています。

契約日から30日間の無利息期間があり、初めての利用でも短期間の借入であれば利息負担を軽減することができます。

また、職場への在籍確認は原則実施されない上に、申し込み時に「カード不要」を選ぶことで郵送物を避けられ、周囲に借入がバレることはありません。

さらに、アコムのスマホアプリを使えば、セブン銀行ATMから借入や返済ができるなど、利便性も高いため、多くの方に選ばれているカードローンです。

アイフル

アイフル

出典:https://www.aiful.co.jp/

金利 3.0%~18.0%
借入上限金額 800万円
最短融資時間 最短18分(※Web契約の場合)
毎月の最低返済金額 利息+その他費用
在籍確認の電話なし対応
郵送物なしの対応 ○(※Web契約の場合)
公式サイト 公式サイト

アイフルは、最短18分で即日融資に対応し、24時間365日即時振り込み可能なカードローンです。

アイフルのスマホアプリを使うことでローソンやセブンイレブンのATMから借入・返済が可能なため、忙しい方も利用しやすい特徴があります。

また、アイフルでは在籍確認は原則実施されず、万が一在籍確認を行う場合は利用者の同意を得てから行われるという配慮が徹底されています。

Webから契約することで郵送物を避けることもできるため、借入を知られたくない人にもおすすめです。

さらに、アイフルには女性のオペレーターが対応する女性専用ダイヤルが設置されているため、女性利用者も比較的利用しやすい環境が整っている業者と言えます。

レイク

レイク

出典:https://lakealsa.com/

金利 4.5%~18.0%
借入上限金額 500万円
最短融資時間 最短25分(※Web申し込みの場合)
毎月の最低返済金額 4,000円(※借入残高による)
在籍確認の電話なし対応
郵送物なしの対応 ○(※Web申し込みの場合)
公式サイト 公式サイト

レイクは初回利用時の無利息特典が2種類用意されており、どちらも無利息期間が他のカードローンと比較して長い特徴があります。

特に、5万円以下の借入では最大180日間無利息が適用されるため、少額の借入を考えている方はお得に借り入れることができます。

また、WEB申し込みかつ200万円以下の借入で60日間無利息が適用されるプランもあるものの、無利息期間の併用はできないため、借入金額に応じて適したプランを選ぶのがおすすめです。

さらに、スマホアプリを使えばカードなしで借入が可能であり、周囲に借入を知られる心配もないため、家族や友人にカードローンの利用を知られたくないという方にもおすすめです。

プロミス

プロミス

出典:https://cyber.promise.co.jp/APA01X/APA01X01

金利 4.5%~17.8%
借入上限金額 500万円
最短融資時間 最短3分(Web申し込みの場合)
毎月の最低返済金額 借入残高による
在籍確認の電話なし対応
郵送物なしの対応 ○(Web申し込みの場合)
公式サイト 公式サイト

プロミスは、融資スピードが「最短3分」と非常に早く、利便性に優れたカードローンです。

プロミスの初回利用者は30日間利息0円で利用でき、短期間の借入に向いています。

また、利用に応じてVポイントがたまり、1ポイント1円から返済に充てることができるため、Vポイントを日頃から利用している方にもおすすめです。

プロミスでは、職場への在籍確認は原則実施されない上、Webからの申し込みで郵送物を避けることも可能です。

さらに、女性専用の問い合わせ窓口であるレディースコールが用意されているため、女性利用者が気軽に相談できる環境が整っていると言えます。

SMBCモビット

SMBC

出典:https://www.mobit.ne.jp/index.html

金利 3.0%~18.0%
借入上限金額 800万円
最短融資時間 最短15分(Web申し込みの場合)
毎月の最低返済金額 最終借入後残高による
在籍確認の電話なし対応
郵送物なしの対応
公式サイト 公式サイト

SMBCモビットは、最短15分で即日融資が可能なカードローンです。

スマホATMに対応しており、カードがなくてもコンビニATMで簡単に借入や返済が可能です。

SMBCモビットでは、Web申し込みで電話連絡や郵送物を省略できるため、プライバシーにも配慮されています。

なお、SMBCモビットの利息は日割り計算のため、必要な分だけ利用したい方に向いています。

さらに、SMBCモビットコールセンターは業界初の5つ星評価を取得しており、対応の質の高さも評価されているカードローンです。

公務員がお金を借りる際におすすめの銀行カードローン【低金利・高上限】

カード

公務員が低金利で高額な融資を希望する場合には、銀行カードローンがおすすめです。

銀行カードローンの金利は1.5%~14.5%程度と消費者金融に比べて低く設定されており、利息負担を抑えやすい特徴があります。

まとまった金額を借りたい方や、短期間での返済が難しい公務員の方は銀行カードローンも検討してみてください。

おすすめの銀行カードローンは次の通りです。

銀行カードローン 特徴 公式サイト
楽天銀行
楽天銀行スーパーローン
  • コンビニや銀行ATMから借入可能
  • 楽天ポイントの特典あり
  • 申し込みはWEBで完結
公式サイト
三井住友銀行
三井住友銀行カードローン
  • カードレスに対応
  • 三井住友銀行の口座がなくても利用可能
  • 郵送物なし
公式サイト
バンクイック ロゴ
三菱UFJ銀行カードローン バンクイック
  • 三菱UFJ銀行、提携ATM手数料無料
  • 返済期日のお知らせ通知あり
  • 専用アプリあり
公式サイト
セブン銀行
セブン銀行カードローン
  • 在籍確認原則なし
  • 少額の融資に向いている
  • スマホATMが利用可能
公式サイト

住信SBIネット銀行カードローン
  • 1,000万円まで借入可能
  • 所定の条件を満たすと優遇金利あり
  • 明細やローンカードなどの郵送物なし
公式サイト

それぞれの特徴を解説します。

楽天銀行スーパーローン

楽天銀行

出典:https://www.rakuten-bank.co.jp/loan/cardloan/

金利 1.9%~14.5%
借入上限金額 10万円~800万円
最短融資時間 最短翌日
毎月の最低返済金額 利用残高による
在籍確認の電話なし対応 ×
郵送物なしの対応 ×
公式サイト 公式サイト

楽天銀行スーパーローンは、楽天ユーザーにメリットの多いカードローンです。

楽天ユーザーなら申し込みが簡単で、楽天会員ランクに応じた審査優遇やポイントキャンペーンなどがあるため、日頃から楽天を利用している人におすすめです。

また、楽天銀行の口座を持っている場合は、24時間365日即時振り込みができる特徴があります。

さらに、楽天スーパーローンの利用および返済口座を楽天銀行に指定すると、ハッピープログラムの会員ステージが1ランクアップし、楽天ポイント獲得や各種手数料の優遇などの特典が受けられます。

ただし、即日融資には対応していない点や、在籍確認がある点には注意しましょう。

三井住友銀行カードローン

三井住友銀行

出典:https://www.smbc.co.jp/kojin/cardloan/

金利 1.5%~14.5%
借入上限金額 10万円~800万円
最短融資時間 最短当日
毎月の最低返済金額 2,000円(※借入残高による)
在籍確認の電話なし対応 ×
郵送物なしの対応 ○(※カードレスでの契約時)
公式サイト 公式サイト

三井住友銀行カードローンは、金利1.5%~14.5%と低金利が魅力のカードローンです。

審査回答は最短当日で、三井住友銀行の口座がなくても申し込みが可能です。

また、カードレスに対応しており、カード発行を選択した場合でも三井住友銀行や提携コンビニATMが手数料無料で利用できます。

在籍確認が必要ですが、職場への連絡が不安な場合はカードローンプラザに相談すると、対応を考慮してもらえる場合があります。

さらに、ローン契約機で手続きすることで郵送物を避けることもできるため、まとまった金額を周囲にバレることなく借りたい方におすすめです。

三菱UFJ銀行カードローン バンクイック

banquic

出典:https://www.bk.mufg.jp/kariru/banquic/index.html

金利 1.4%~14.6%
借入上限金額 10万円~800万円
最短融資時間 最短翌日
毎月の最低返済金額 1,000円(※借入残高による)
在籍確認の電話なし対応 ×
郵送物なしの対応 ○(テレビ窓口でカード受け取りまたはカードレスの契約の場合)
公式サイト 公式サイト

三菱UFJ銀行カードローンバンクイックは、三菱UFJ銀行の口座がなくても申し込み可能で、三菱UFJ銀行や提携コンビニATMの手数料が無料になる便利なカードローンです。

三菱UFJ銀行の口座を持っている場合、カードレスが選べるほか、申し込みが簡単になり、スムーズに手続きができます。

専用アプリを使えば、借入・返済を簡単に行うことができるうえ、返済期日の3営業日前に返済通知が届く仕組みもあるため、返済忘れを防止できます。

なお、テレビ窓口でのカード受け取りやカードレスを選択することで郵送物を避けられるものの、在籍確認が必要な点には注意しましょう。

セブン銀行カードローン

セブン銀行

出典:https://www.sevenbank.co.jp/personal/netbank/deposit_loan/loan/

金利 12.0%~15.0%
借入上限金額 10万円~300万円(新規申込の場合50万円)
最短融資時間 最短翌日
毎月の最低返済金額 2,000円(※借入残高による)
在籍確認の電話なし対応
郵送物なしの対応 ○(すでにセブン銀行の口座を持っている場合)
公式サイト 公式サイト

セブン銀行カードローンは、金利12.0%~15.0%とやや高めですが、在籍確認の電話が原則なく、借入を周囲に知られたくない方に特におすすめの業者です。

限度額は300万円と他の銀行カードローンと比較して低いものの、セブン銀行の口座を開設していれば最短翌日に借入が可能で、融資スピードが速い特徴があります。

さらに、セブン銀行ATMの利用手数料が無料になるため、使い勝手の良さも魅力の一つです。

ただし、セブン銀行の口座を持っていない方は、カードローンの申し込み時にセブン銀行の口座開設を同時に行う必要があります。

銀行口座開設に時間がかかってしまうため、セブン銀行の口座を持っていない方は注意しましょう。

住信SBIネット銀行カードローン

sbineobank

出典:https://www.netbk.co.jp/contents/lineup/card-loan/

金利 1.89%~14.79%
借入上限金額 10万円~1,000万円
最短融資時間 数日~1週間
毎月の最低返済金額 2,000円(※借入残高による)
在籍確認の電話なし対応 ×
郵送物なしの対応
公式サイト 公式サイト

住信SBIネット銀行カードローンは、24時間365日スマホやPCで手続きを完結できるカードローン業者です。

住信SBIネット銀行カードローンは、金利1.89%~14.79%と他の銀行カードローンと同水準ですが、SBI証券口座を保有している場合や、住信SBIネット銀行での住宅ローン残高がある場合、金利が0.5%引き下げられる特典を受けることができます。

融資限度額は1,000万円と他の銀行カードローンよりも上限が高く、大口融資にも対応しています。

また、住信SBIネット銀行はスマホアプリに対応しており、ローソンやセブン銀行のコンビニATMが手数料無料で利用できるため利便性が高いです。

ただし、利用には住信SBIネット銀行の口座開設が必要で、審査や融資までに時間がかかるため、即日で融資を受けたい方は注意が必要です。

公務員がお金を借りられる共済貸付制度もおすすめ

お金と鍵

公務員でもお金を借りられる制度として、共済貸付制度があります。

公務員がお金を借りられる共済貸付制度もおすすめ
  • 共済貸付制度とは?いくら借りられる?
  • 共済貸付制度のメリット
  • 共済貸付制度のデメリット
  • 共済貸付制度でお金を借りる際の流れ

それぞれ解説します。

共済貸付制度とは?いくら借りられる?

共済貸付制度は、共済組合員が利用できる融資制度です。

金利は1.0%~3.0%と非常に低い金利で借り入れることができる特徴がありますが、借入可能額は貸付制度の種類や組合員期間によって異なります。

例えば、地方職員共済組合の貸付制度や限度額には次のようなものがあります。

貸付制度 限度額
普通貸付 給料月額の6倍まで(上限200万円)
医療貸付 1つの貸付事由ごとに給料月額の6倍まで(上限100万円)
入学貸付 1つの貸付事由ごとに給料月額の6倍まで(上限200万円)

共済組合に加入している公務員ならではの特権としてお金を借りやすい制度であるものの、借りられる金額が制度によって異なる点に注意が必要です。

共済貸付制度のメリット

共済貸付制度には、カードローンや消費者金融にはないメリットがあります。

共済貸付制度のメリットは、以下の通りです。

共済貸付制度のメリット
  • 低い金利で借入可能
  • 連帯保証人や担保が不要
  • 信用情報の確認がなく、審査が通りやすい

共済貸付制度は、金利が非常に低く設定されている点が大きな特徴です。

共済貸付制度は、共済組合員が利用できる融資制度であり、利益の獲得を目的としていません。

そのため、共済貸付制度の金利は、一般的に1.0%~3.0%と低金利で、高額な借入をしても利息負担を抑えることができます。

また、連帯保証人や担保が不要なため、お金を借りるハードルが低いことも大きなメリットの一つです。

さらに、外部の信用情報機関を利用しないため、過去に信用情報に傷がある場合でも審査に通る可能性があります。

共済組合に加入している公務員ならメリットが多く、おすすめの借入方法です。

共済貸付制度のデメリット

共済貸付制度は、多くのメリットがある一方で、注意するべきデメリットもあります。

以下に、共済貸付制度のデメリットをまとめました。

共済貸付制度のデメリット
  • 借り入れたお金の利用目的が限定されている
  • 職場に知られる可能性がある
  • 必要書類が多く、融資までに時間がかかる

共済貸付は特定の目的に合わせた貸付制度が設けられており、それぞれの用途に応じた制度を選ぶ必要があります。

目的外の自由な使途には対応していないため、自由に使える資金を確保したい方には不向きです。

また、職場を通じて手続きが進むことが多く、融資が職場に知られるリスクがある点にも注意が必要です。

加えて、提出書類が多く、融資までに時間がかかる場合があるため、急いでお金を借りたい方には向いていません。

共済貸付制度でお金を借りる際の流れ

公務員が共済貸付制度でお金を借りる際は、以下の手順に沿って進められることが一般的です。

共済貸付制度でお金を借りる手順
  • 担当部署へ共済貸付制度を利用する旨を申し出る
  • 申請書や必要書類を提出する
  • 審査が実施される
  • 審査に通過すると、借りたお金が指定口座に入金される

共済貸付制度を利用する際に提出する書類には貸付申込書や借用書、個人情報に関する同意書の他、通帳や直近の給与明細書の写しなどがあります。

事前に準備できるものもあるため、スムーズに借り入れたい場合はあらかじめ用意しておきましょう。

なお、返済は口座引き落としのほか、給料口座から天引きすることも可能で、返済忘れを防止することができます。

公務員がお金を借りる際のポイント/審査に通るコツ

key point

公務員がお金を借りる際のポイントや、審査に通るコツは以下の通りです。

公務員がお金を借りる際のポイント/審査に通るコツ
  • 利用条件に充足しているか確認する
  • お金を借りる目的を明確にしておく
  • 年収の1/3以上の金額を借り入れないようにする

それぞれ解説します。

利用条件に充足しているか確認する

公務員がお金を借りる際には、利用する貸付制度やローンの利用条件を事前に確認することが重要です。

具体的には、年収や勤続年数、他社からの借入状況などが主な条件として挙げられます。

特に共済貸付は審査に通りやすいとされていますが、組合期間が短い場合は借入ができない場合があるため注意が必要です。

利用を検討している制度やローンの条件はあらかじめ確認しておきましょう。

お金を借りる目的を明確にしておく

お金を借りる際には、借りる目的を明確にしておくことが審査に通るための重要なポイントです。

特に共済貸付では、住宅購入や教育資金など、借入金の使い道が限定されています。

一方、消費者金融のカードローンは、どんな利用目的でも借入できますが、その分金利が高いため余計な金利を支払うことになります。

借りる目的を明確にしておくことで、共済貸付や銀行カードローンなど金利の低い借入方法を選ぶことでき、審査にも通りやすくなるでしょう。

年収の1/3以上の金額を借り入れないようにする

お金を借りる際には、年収の1/3を超える借入をしないようにしましょう。

日本の賃金業法の総量規制で「年収の1/3を超える金額を貸してはいけない」というルールがあり、借入希望額が総量規制の範囲を超えている場合は審査に落ちてしまうことがあります。

公務員も例外ではないため、自身の年収を考慮して借入額を決めるようにしましょう。

公務員がお金を借りられない場合/審査に落ちやすい公務員の特徴

no yes

公務員がお金を借りられない場合や、審査に落ちやすい公務員の特徴は以下の通りです。

公務員がお金を借りられない場合/審査に落ちやすい公務員の特徴
  • 複数他社からも借り入れを行っている
  • 短期間に複数の借り入れ申請を行った
  • 信用情報が傷ついている
  • 直近で公務員を退職した/退職する予定である

それぞれ解説します。

複数他社からも借り入れを行っている

すでに複数の他社から借入がある場合、審査に落ちる可能性が高くなります。

特に、消費者金融などの賃金業者から借入が複数ある場合は「返済能力が低い」とみなされ、審査で不利になることが多いです。

借入件数や残高が多い場合は、完済できるものは早めに返済し、ローンを整理することが重要です。

また、借入を減らすことで返済負担も軽減され、審査に通る可能性が高まるため、他社からの借り入れがある方は、一度自身の借り入れ状況を確認しましょう。

短期間に複数の借り入れ申請を行った

短期間に複数の借入を申し込むと、信用情報機関に記録が残り、審査に影響を与える可能性があります。

複数の借入を申し込んだことで審査に通りづらくなることを「申し込みブラック」と呼びます。

申込ブラックを避けるためには、不必要な申し込みは控え、1回の申し込みで確実に通る見込みのあるローンを選びましょう。

また、一度記録された申し込み情報が信用情報機関から消えるまでには数ヶ月かかるため、短期間に多くの申し込みをしないことが重要です。

信用情報が傷ついている

過去に延滞や債務整理をしたことがある場合、信用情報に傷がついていることから、審査に落ちてしまうことがあります。

延滞や債務整理などの記録は、信用情報機関に一定期間保存されるため、情報が残っている間は新たな借入を申し込むのが難しい状況です。

特に、銀行や消費者金融のカードローンは、信用情報を基に審査を行うため、信用情報は非常に重要な基準となります。

信用情報に傷がある場合、延滞などの情報が消えるまで数か月から数年かかる点に注意しましょう。

直近で公務員を退職した/退職する予定である

公務員は安定した職業柄から審査に有利ですが、公務員を退職している、または退職する予定の場合は、公務員の利点を生かすことが難しくなります。

特に退職後は収入が減少する可能性が高く、金融機関から「返済能力が低い」と判断され、審査に通りにくくなるケースがあります。

そのため、公務員であることを生かして融資を受けたい場合は、退職予定がない時期に借入を申し込むようにしましょう。

公務員がお金を借りる際によくある質問

クエスチョンマーク

公務員がお金を借りる際によくある質問は次の通りです。

公務員がお金を借りる際によくある質問
  • 公務員はいくらまで融資を受けられる?
  • 公務員は何歳までお金を借りることができる?
  • 公務員はローンの審査が通りやすいって本当?
  • 公務員がカードローンを利用したらバレる?

それぞれ解説します。

公務員はいくらまで融資を受けられる?

公務員が融資を受けられる金額は、借入先や審査基準によって異なります。

例えば、消費者金融や銀行カードローンでは、年収や他行からの借入額も審査の重要な判断材料となります。

消費者金融では、総量規制が適用されるため、一般的に年収の1/3が融資上限の目安です。

一方で、銀行カードローンでは、総量規制が適用されないため、高額融資を受けられるケースもあります。

特に、住宅ローンのような特定の用途に特化した融資では、上限額が数百万円から数千万円に達することもあるため、目的に合わせた借入方法を選択することが大切です。

公務員は何歳までお金を借りることができる?

多くの金融機関では、ローンの利用可能年齢を「満20歳以上、65歳未満」に設定しています。

ただし、一部の銀行カードローンや共済貸付制度では、完済時の年齢が75歳未満であれば利用可能な場合もあり、退職後の住宅ローンや医療費の借入が可能です。

一方で、年齢が高くなると審査基準が厳しくなる傾向があり、特に退職後は収入が減少するため、審査に通ることが難しくなります。

定年後に借入を検討する際は、返済能力を慎重に見極めるとともに、低金利の商品を選ぶことが重要です。

公務員はローンの審査が通りやすいって本当?

公務員は、一般的にローン審査に通りやすいと言われています。

審査に通りやすい理由は、安定した収入と雇用の保証があり、金融機関から「返済能力が高い」と判断されるためです。

特に銀行や消費者金融の審査では、公務員は有利になることが多いですが、一方で年収や勤続年数、過去の信用情報が大きく影響します。

すでに他社からの借入額が多い場合や、過去に延滞歴がある場合は、公務員でも審査が通りにくくなることがあるため、自身の状況をしっかり把握しておきましょう。

公務員がカードローンを利用したらバレる?

公務員がカードローンを利用しても、職場や家族に知られる可能性は低いです。

多くの消費者金融や銀行では、在籍確認がない場合や、在籍確認を行う場合でも会社名を伏せて連絡するなど、プライバシーに配慮した対応をしていることがほとんどです。

特にアコムやアイフルなどの消費者金融では、在籍確認が原則不要なケースが多く、Web申し込みやカードレスを利用すれば郵送物も省略できるため、周囲にバレずにお金を借りることができます。

ただし、在籍確認や郵送物の有無は業者や銀行によって異なるため、申し込み前に確認しておきましょう。

公務員がお金を借りる方法まとめ

summary

この記事では「公務員がお金を借りる方法」などについて解説しました。

公務員には、共済貸付や消費者金融カードローン、銀行カードローンなど、様々な借入方法があります。

借入方法にはそれぞれメリットとデメリットがあるため、自身の利用目的や返済計画に合った方法を選ぶことが大切です。

現在の状況や必要な金額をよく考え、自分に合った借入方法を選択しましょう。

この記事の執筆者

アンパサンド税理士法人は、東京都墨田区の税理士事務所です。豊富な税務知識や経営の視点を持つプロフェッショナル集団がコンテンツをお届けします。

目次