この記事を読んでいるあなたは、
- 銀行カードローンを利用するメリット・デメリットは?
- 銀行カードローンを上手に使う方法は?
- 銀行カードローンの利用は信用情報に影響がある?
このように考えているかも知れません。
この記事では「銀行カードローンを利用するメリット・デメリット」を中心に紹介します。
銀行カードローンを上手に利用する方法や、よくある質問についても解説するので、ぜひ参考にしてください。
銀行カードローン | 特徴 | 公式サイト |
---|---|---|
![]() 楽天銀行スーパーローン |
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公式サイト |
![]() 三井住友銀行カードローン |
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公式サイト |
![]() 住信SBIネット銀行カードローン |
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公式サイト |
銀行カードローンとは
銀行カードローンとは、銀行が提供する個人向けの融資商品です。
パソコンやスマートフォン、ローン契約機、電話などさまざまな方法で申し込みができます。
銀行カードローンの金利は、申込者の属性や信用情報に基づいて年3.0%~18.0%の間で設定される場合が多く、一般的に消費者金より低めです。
そのため、銀行カードローンの審査の難易度は、消費者金融のカードローンに比べてより厳格な傾向にあります。
銀行が一般的に低金利で融資を提供するため、借り手の返済能力をより慎重に評価するからです。
また、既存の預金口座を持つ顧客は専用カードを受け取らずに利用を開始でき、カードレスで利用できる銀行も増えています。
銀行カードローンのメリット5つ
銀行カードローンのメリットには、以下の5つがあります。
- 消費者金融カードローンよりも金利が低い
- 総量規制の対象外となっている
- 原則として使い道が自由になっている
- 無担保・無保証人で利用することができる
- 借入限度額内なら何度でも借りられる
1つずつ詳しく解説していきます。
消費者金融カードローンよりも金利が低い
銀行カードローンは、消費者金融と比較して金利が低い特徴があります。
一般的に、銀行カードローンの金利は年1.5%から14.6%程度です。
一方、消費者金融の平均金利が年18.0%程度であるため、かなりの差があります。
お金を借りる期間が長ければ長いほど、金利の差は無視できません。
銀行カードローンを選べば、支払う利息を減らせるため、より賢くお金を借りられます。
総量規制の対象外となっている
銀行カードローンは、総量規制の対象外です。
総量規制とは、借入総額が年収の3分の1を超える場合、新規の借入れを制限する規制です。
総量規定は、貸金業法という法律で規定され、消費者金融や信販系のカードローンの融資で適用されます。
例えば、年収が300万円で総量規制対象の消費者金融からお金を借りる場合、借入金の上限は100万円になります。
一方、銀行カードローンは銀行法に基づいて融資されており、適用されません。
そのため、借入総額が年収の3分の1を超える場合でも借入れが可能です。
原則として使い道が自由になっている
銀行カードローンは、原則として使い道が自由です。
急な出費や、趣味の費用、家具・家電の購入、医療費、教育費など、さまざまな目的で利用できます。
自分のニーズに合わせて自由に資金を使えるのは、大きなメリットと言えるでしょう。
一部の銀行では、借入れの目的を確認する場合もありますが、基本的には利用者の判断に委ねられています。
無担保・無保証人で利用することができる
銀行カードローンは、多くの場合、担保や保証人が不要である点も利用者にとって嬉しいポイントです。
担保や保証人を用意する必要がないため、簡単に手続きができて迅速な借入れが可能です。
ただし、銀行は保証会社と連携して、申込者の返済能力を厳密に審査します。
借入限度額内なら何度でも借りられる
銀行カードローンは、一度契約すれば、借入限度額内で何度でも借入れと返済を繰り返せます。
銀行カードローンはリボルビング方式を採用しており、必要な時に必要な金額だけを借りられるため、柔軟な資金管理が可能です。
例えば、月々の給与で返済しつつも、予期せぬ出費ができた際にはカードローンで対応できます。
ただし、計画的な利用を心がけて、借入れ過ぎには注意することが重要です。
銀行カードローンのデメリット5つ
銀行カードローンのデメリットには、以下の5つがあります。
- 即日融資に対応しているカードローンが少ない
- 銀行の口座開設が必要になるケースがある
- 上限金利が高めになっている
- 返済が長期化する恐れがある
- 借りすぎてしまう可能性がある
順番に解説していきます。
即日融資に対応しているカードローンが少ない
銀行カードローンの多くは、即日融資に対応していません。
理由は、消費者金融に比べて、利用者の返済能力を厳格に評価しており、審査に時間がかかるからです。
そのため、急な資金需要に応えられない場合があります。
しかし、一部の銀行では即日融資サービスを提供し始めており、今後さらに改善される可能性があります。
銀行の口座開設が必要になるケースがある
銀行カードローンを利用する際、返済や入出金の管理を円滑に行うために、同じ銀行で口座開設が必要になる場合があります。
口座開設は、一度開設すればさまざまな銀行サービスを利用できるメリットがあります。
また、口座を通じて銀行との関係が深まり、将来的に優遇サービスを受けられる可能性もあるでしょう。
上限金利が高めになっている
法律で定められた銀行カードローンの上限金利は、年15%~20%です。
消費者金融と比べると低いですが、他の銀行商品と比較すると高めです。
しかし、金利は借入額や信用状況によって変動し、利用者の返済能力が高いと判断されれば、より低い金利が適用される可能性があります。
また、銀行は信頼性が高く、長期的な取引関係を築くことで金利交渉の余地も生まれます。
返済が長期化する恐れがある
銀行カードローンは、低金利であるがゆえに、返済期間が長引いてしまう場合があります。
なぜなら、毎月の返済額を少なく設定でき、完済までに時間がかかってしまうためです。
その結果、長期返済により総支払額が増加する可能性があります。
したがって、毎月の返済額を無理のない範囲で設定し、可能な限り早期返済を心がけるようにしてください。
借りすぎてしまう可能性がある
銀行カードローンは、利用限度額が高く設定される場合があります。
加えて、借入金の使途が自由な点や借入のしやすさから、利用者は必要以上に借り入れてしまう危険性があります。
そのため、利用者には高い自己管理能力と、計画的な借り入れおよび返済が求められます。
また、利用者は借入前にその必要性を十分に検討し、返済計画を立てて借りすぎない工夫が必要です。
銀行カードローンはどんな人におすすめ?
銀行カードローンは、以下のような人におすすめです。
- 大きな金額を借り入れたい人
- 金利を抑えてお金を借りたい人
- お金を借りるまで時間に余裕がある人
それぞれ詳しく見ていきましょう。
大きな金額を借り入れたい人
銀行カードローンは、大きな金額を借り入れたい方に最適です。
多くの銀行では、最大で数百万円から1,000万円までの借入が可能です。
高額な資金需要にも対応できるため、住宅のリフォームや子どもの教育資金など大きな出費にも役立ちます。
その反面、限度額が高い分、計画的な利用が求められます。
利用する際は、返済可能な額をしっかりと確認し、無理のない範囲で活用することが重要です。
金利を抑えてお金を借りたい人
銀行カードローンは、金利を抑えてお金を借りたい方におすすめです。
消費者金融と比べて、銀行カードローンの金利は低めに設定されています。
そのため、長期的な返済でも利息負担の軽減が可能です。
特に、高額の借入を検討している場合、低金利は大きなメリットです。
利用者は、賢く利用することで、総返済額が抑えられるでしょう。
お金を借りるまで時間に余裕がある人
銀行カードローンは、お金を借りるまでに時間的余裕がある方に向いています。
なぜなら、銀行カードローンの審査は、消費者金融と比較して慎重に行われ、結果が出るまで数日かかる場合があるためです。
しかし、その分低金利で借りられ、利用者にとって安心感があります。
また、審査に通過すれば、安定した資金源として活用できます。
銀行カードローンおすすめ3選
おすすめの銀行カードローンを以下の表にまとめました。
銀行カードローン | 特徴 | 公式サイト |
---|---|---|
![]() 楽天銀行スーパーローン |
|
公式サイト |
![]() 三井住友銀行カードローン |
|
公式サイト |
![]() 住信SBIネット銀行カードローン |
|
公式サイト |
1つずつ詳しく解説していきます。
楽天銀行スーパーローン|スマホ完結で最短即日融資可能
出典:https://www.rakuten-bank.co.jp/loan/cardloan/
- 低金利(年1.9%~14.5%)で、銀行カードローンの中でもトップクラスの金利設定
- 楽天会員なら審査が優遇され、入会だけで1,000ポイントが付与される
- 全国約10万台の提携ATMで手数料が無料で24時間利用可能
楽天銀行スーパーローンは、10万円~800万円まで借入可能で、インターネット完結型の銀行カードローンです。
金利は年1.9%~14.5%と低めに設定されており、楽天銀行の口座開設も不要です。
スマートフォンさえあれば、申し込みが簡単にできます。
金利(実質年率) | 年1.9%~14.5% |
---|---|
借入限度額 | 10万円~800万円 |
無利息期間 | 設定なし |
審査スピード | 最短即日 |
融資スピード | 最短翌日 |
電話連絡の有無 | 職場へ在籍確認の連絡が入る場合がある |
郵送物の有無 | あり |
公式サイト | 公式サイト |
三井住友銀行カードローン|最短当日融資可能で郵送物原則なし
出典:https://www.rakuten-bank.co.jp/loan/cardloan/
- 最大800万円までの高額融資が可能、まとまった資金調達に最適
- 金利が年1.5%から14.5%と低めで、返済負担を抑えられる
- WEB完結が可能で、原則郵送物なし
三井住友銀行カードローンは、メガバンクの三井住友銀行が提供する個人向けの融資サービスです。
契約極度額は10万円から800万円で、金利は年1.5%から14.5%の範囲で設定されています。
資金使途は原則自由で、担保や保証人は不要です。
また、普通預金口座の開設も不要なため、手続きが簡便なのも嬉しいポイントです。
金利(実質年率) | 1.5%~14.5% |
---|---|
借入限度額 | 10万円~800万円 |
無利息期間 | 設定なし |
審査スピード | 最短当日 |
融資スピード | 最短当日 |
電話連絡の有無 | 職場へ在籍確認の連絡が入る場合がある |
郵送物の有無 | 原則なし |
公式サイト | 公式サイト |
住信SBIネット銀行カードローン|借入・返済時のATM手数料0円
出典:https://www.netbk.co.jp/contents/lineup/card-loan/
- 年最大0.6%の金利優遇があり、低金利での借入も可能
- 最低返済額が2,000円/月のため、返済負担が軽い
- 全国の提携ATMで利用でき、手数料がタダ
住信SBIネット銀行カードローンは、インターネット専業の住信SBIネット銀行が提供する個人向けのカードローンです。
申し込みから借り入れまでをWeb上で完結でき、年1.89%~14.79%の金利で10万円から1,000万円までの借入が可能です。
また、日本全国の提携ATMで手数料なしで利用できるため、コストが抑えられる上に、利便性も抜群です。
金利(実質年率) | 年1.89%~14.79% |
---|---|
借入限度額 | 10万円~1,000万円 |
無利息期間 | 設定なし |
審査スピード | 数日~1週間程度 |
融資スピード | 2週間程度 |
電話連絡なし | あり |
郵送物なし | 原則なし |
公式サイト | 公式サイト |
銀行カードローンで上手に借りるコツ
銀行カードローンで上手に借りるポイントは、以下の3つです。
- 銀行の返済シミュレーションを利用する
- 臨時返済を活用する
- 低金利なカードローンを選ぶ
それぞれを解説していきます。
銀行の返済シミュレーションを利用する
銀行の返済シミュレーションは、借入計画を立てる上で非常に有用なツールです。
多くの銀行が公式サイト上で提供しており、簡単にアクセスできて借入金額と借入期間から月々の返済額が一目でわかります。
そのため、利用者は、返済シミュレーションを使って、自身の収支に見合った借入額や返済期間を選択できます。
また、複数パターンのシミュレーションを行って、最適な返済プランを見つけるのも可能です。
臨時返済を活用する
臨時返済は、カードローンの返済を効率的に進める上で非常に有効な手段です。
通常の約定返済に加えて、ボーナス時期などに臨時返済を行えば、借入期間を短縮できるほか、支払う利息の総額も減らせます。
また、臨時返済は、ほとんどの銀行カードローンで対応しています。
計画的に活用して、返済負担の軽減と早期完済を実現させましょう。
低金利なカードローンを選ぶ
低金利のカードローンを選びは、借入コストを抑える上で非常に重要です。
例えば、三井住友カードローンは年1.5%から14.5%という比較的低い金利設定があります。
また、住信SBIネット銀行のカードローンは、借入額に応じて最大年0.6%の金利優遇が適用されます。
金利の違いは長期的に見ると大きな差となるため、複数の銀行のカードローンを比較検討するのが賢明です。
自身の借り入れ条件に最適な低金利カードローンを選んで、返済負担の軽減を図りましょう。
銀行カードローンに関するよくある質問
銀行カードローンに関するよくある質問とその回答です。
- 銀行カードローンの利用は信用情報に影響がある?
- 銀行カードローンの金利はどのくらい?
- 銀行カードローンの審査にはどれくらい時間がかかる?
- 銀行カードローンは複数申し込んでも大丈夫?
1つずつ詳しく見ていきましょう。
銀行カードローンの利用は信用情報に影響がある?
銀行カードローンの利用は、信用情報に影響を与えます。
利用者のカードローン契約情報が、信用情報機関に登録されるためです。
返済を滞りなく続ければ、信用情報が傷つくことはありません。
しかし、返済が滞ると信用情報に悪影響を及ぼす可能性があります。
そのため、利用者は定期的な返済を行い、信用力を維持することが重要です。
銀行カードローンの金利はどのくらい?
銀行カードローンの金利は、一般的に年1.5%から14.79%の範囲で設定されています。
また、金利は借入額によって変動し、借入額が多いほど低金利になる傾向があります。
消費者金融の金利(年18%前後)と比較すると、銀行カードローンは低金利であるのがわかります。
銀行カードローンの審査にはどれくらい時間がかかる?
銀行カードローンの審査時間は、通常1日から1週間程度です。
オンライン申込みの場合、最短で即日審査結果が出る場合もあります。
ただし、追加書類の提出が必要な場合や、繁忙期には審査に時間がかかることがあります。
審査時間は各銀行によって異なるため、急ぎの場合は事前の確認をおすすめします。
銀行カードローンは複数申し込んでも大丈夫?
銀行カードローンを、複数の銀行に申し込むのは可能ですが、慎重に検討する必要があります。
なぜなら、短期間に複数の銀行に申し込むと、その情報が信用情報機関に記録され、審査に悪影響を与える可能性があるからです。
必要な金額を借りるためにも、1つか2つの銀行カードローンに絞って申し込むのを推奨します。
銀行カードローンのメリット・デメリットまとめ
この記事では「銀行カードローンを利用するメリット・デメリット」を中心に紹介しました。
銀行カードローンは、消費者金融と比べて金利が低く、総量規制の対象外で、使い道も自由度が高いなど、多くのメリットがあります。
しかし、即日融資に対応していない場合や、銀行口座の開設が必要になる場合があるなど、デメリットも存在します。
銀行カードローンを検討する際は、メリット・デメリットをよく理解してご自身の状況に合わせて判断してください。
また、各銀行のカードローン商品には、金利、限度額、審査のスピードなど、それぞれ異なる特徴があります。
複数の商品を比較検討し、借入前に必ず返済計画を立てて、無理のない返済を心がけてください。