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個人事業主でもカードローンで借りれる?自営業が審査に通過するコツや注意点を解説

個人事業主でもカードローンで借りれるアイキャッチ

「個人事業主でも借りられるカードローンはある?」

そう悩んでいるのではないでしょうか?

カードローンに申し込む際、個人事業主は審査に通りにくい傾向にあるため、個人事業主でも申し込みやすいカードローンを事前にチェックすることは大切です。

そこで今回は、個人事業主でも借りられるカードローンを紹介します。

また、カードローンの審査に通るコツやカードローン以外のお金を借りる方法についてもあわせてまとめました。

審査通過のポイントをあらかじめ押さえたうえで、自分に合うカードローンを見つけ、お金に困っている状況を速やかに解決しましょう。

カードローン 特徴 公式サイト
アコム
アコム
  • 簡単3秒診断で借り入れの可否がわかる
  • 最短20分で融資OK
  • 全国各地にある無人契約機が利用できる
公式サイト
アイフル
アイフル
  • Web完結で手軽に申し込める
  • 最短18分で融資可能
  • 初回のみ30日間の無利息期間あり
公式サイト
SMBCモビット
SMBCモビット
  • Vポイントを使ったり貯めたりできる
  • 三井住友銀行内のローン契約機で申し込める
  • 三井住友銀行ATMが無料で使える
公式サイト
目次

個人事業主でもカードローンで借りれる?

女性

結論、個人事業主でもカードローンで借り入れすることは可能です。

カードローンを利用してお金を借りる際は、それぞれ貸付条件が異なるため、事前によく調べておくことが重要といえます。

個人事業主が利用できるカードローンの種類は、以下の3つです。

個人事業主が利用できるカードローンの種類
  • 消費者金融カードローン
  • 銀行カードローン
  • クレジットカードの専用ローン

以上3種類のカードローンは、金利や利用限度額、審査・融資の早さが異なります。

自分に合うカードローンを見つけるためにも、それぞれの特徴やメリットなどを見ていきましょう。

消費者金融カードローンは生活費・事業資金どちらでも使える

消費者金融カードローンは、審査・融資がスピーディーであることがメリットです。

審査が円滑に完了すれば最短数十分でお金を借りられるため、急いでいる人には最適といえます。

また、消費者金融カードローンを利用するメリットは、借入金を事業資金としても活用できることです。

そのため、開業資金・運転資金としてカードローンを利用したい人は、消費者金融カードローンへの申し込みを考えてみましょう。

以下から、消費者カードローンのおすすめ5社を紹介していきます。

消費者金融カードローン 特徴 公式サイト
アコム
アコム
  • 簡単3秒診断で借り入れの可否がわかる
  • 最短20分で融資OK
  • 全国各地にある無人契約機が利用できる
公式サイト
アイフル
アイフル
  • Web完結で手軽に申し込める
  • 最短18分で融資可能
  • 初回のみ30日間の無利息期間あり
公式サイト
SMBCモビット
SMBCモビット
  • Vポイントを使ったり貯めたりできる
  • 三井住友銀行内のローン契約機で申し込める
  • 三井住友銀行ATMが無料で使える
公式サイト
レイク
レイク
  • Web申し込みで60日間無利息
  • 借入れ5万円までは180日間利息なし
  • 最短25分で融資
公式サイト
プロミスVisaカード
プロミス
  • 大手5社の中で最も上限金利が低い
  • 初回借入日の翌日から30日間利息0円
  • 最短3分で振込融資が可能
公式サイト

アコム|簡単3秒診断で借入できるかの目安がわかる

アコム

出典:https://www.acom.co.jp/

アコムは、簡単3秒診断で借り入れ可能かどうかを調べられる消費者金融カードローンです。

診断結果はあくまで目安ではあるものの、事前に借り入れ可能か確かめたうえで申し込めます。

また、最短20分でのスピード融資に対応しており、すぐに借りられる点がメリットです。

さらに、全国各地に無人契約機(むじんくん)が多数設置されており、申し込み・借り入れ・返済の際は利用しやすいことも強みといえます。

スマホアプリで返済日・返済額の確認、利用可能残高などの利用状況の管理ができる点も、便利さを感じられる特徴の一つです。

金利(実質年率) 年3.0%~年18.0%
審査スピード 最短20分
融資スピード 最短20分
借入限度額 最大800万円
無利息期間 30日間
在籍確認の有無 電話連絡は原則なし
契約方法
  • Web・アプリ
  • 自動契約機(むじんくん)
  • 電話
  • 郵送
営業時間 9:00~18:00
公式サイト 公式サイト

アイフル|Web完結で最短18分で即日融資が可能

アイフル

出典:https://www.aiful.co.jp/

アイフルは、申し込みから借り入れまでの一連の流れがWebで完結する消費者金融カードローンです。

申し込み・利用の際に来店や書類送付は不要であり、早ければ18分で融資を受けられます。

また、個人事業主は確定申告書や課税証明書などの書類を提出すれば、在籍確認の電話連絡が不要になる場合もあることがメリットの一つです。

さらに、カードレスに対応しているため、ローンカードを持ち歩く必要はありません。

なお、初めて利用する際は契約日翌日から30日間は利息が不要です。

金利(実質年率) 年3.0%~年18.0%
審査スピード 最短18分
融資スピード 最短18分
借入限度額 最大800万円
無利息期間 30日間
在籍確認の有無 電話連絡は原則なし
契約方法
  • Web・アプリ
  • 電話
  • 無人店舗
営業時間 9:00~18:00
公式サイト 公式サイト

SMBCモビット|ポイントを溜めながら返済ができる

SMBCモビット

出典:https://www.mobit.ne.jp/index.html

SMBCモビットは、Vポイントを貯めながら返済できる点がメリットです。

利息額に応じてポイントが貯まり、返済する際に貯めたポイントを利用できます。

そのため、Vポイントを貯めている人や、お得さ重視でカードローンを選びたい人におすすめです。

なお、Webや電話以外に、三井住友銀行内のローン契約機でも契約できます。

また、三井住友銀行のATMは手数料無料のため、ATMの手数料負担を抑えやすいカードローンであることも強みの一つです。

金利(実質年率) 年3.0%~年18.0%
審査スピード 最短15分
融資スピード 最短15分
借入限度額 最大800万円
無利息期間 30日間
在籍確認の有無 電話連絡は原則なし
契約方法
  • Web・アプリ
  • 電話
  • 三井住友銀行内ローン契約機
営業時間 9:00~21:00
公式サイト 公式サイト

レイク|初めての利用なら60日間利息が0円になる

レイク

出典:https://lakealsa.com/

レイクは、初めての利用で60日間も利息が0円になるカードローンです。

無利息期間中に全額返済できる場合、利息額は完全に0円になり、元金のみの返済で済みます。

また、5万円までの少額利用であれば無利息期間は180日になるため、無理のない返済が可能です。

なお、21時までに契約の手続きが終われば、最短25分で融資を受けられるため、急ぎでお金を借りる必要がある際も利用しやすいカードローンといえます。

金利(実質年率) 年4.5%~年18.0%
審査スピード 最短25分
融資スピード 最短25分
借入限度額 最大500万円
無利息期間
  • 30日間
  • 60日間
  • 180日間

※以上の中からいずれかが適用される

在籍確認の有無 電話連絡は原則なし
契約方法
  • Web・アプリ
  • 自動契約機
  • 電話
営業時間 8:10~21:50

※毎月第3日曜日は19時まで

公式サイト 公式サイト

プロミス|上限金利が他社より低く返済手数料も無料になっている

プロミス

出典:https://cyber.promise.co.jp/APA01X/APA01X01

プロミスは、上限の貸付利率(金利)が大手5社の中では最も低く、利息を抑えやすい点が強みです。

そのため、プロミスは少しでも低金利で借り入れしたい人におすすめできます。

また、毎月口座引き落としで返済すれば返済手数料がかからず、利息や手数料負担を最小限に抑えられる点がメリットです。

さらに、申込後最短3分程度で振込融資を受けられるなど、対応がスピーディーである点も魅力といえます。

なお、プロミスはカードローンの中では珍しく18歳から借りられるため、20歳未満の人も申し込み可能です。

金利(実質年率) 年4.5%~年17.8%
審査スピード 最短3分
融資スピード 最短3分
借入限度額 800万円
無利息期間 30日間
在籍確認の有無 電話連絡は原則なし
契約方法
  • Web・アプリ
  • 電話
  • 来店(自動契約機)
営業時間 9:00~21:00
公式サイト 公式サイト

銀行カードローンは経営状態が安定していれば借りれる

銀行カードローンは、保証人や担保などは必要なく、経営状態が安定していれば個人事業主でも利用可能です。

また、消費者金融よりも低金利で利用できることや、借入先が銀行で安心できる点もメリットといえます。

以下から、おすすめの銀行カードローン3社を紹介していきます。

消費者金融カードローン 特徴 公式サイト
楽天銀行スーパーローン
楽天銀行スーパーローン
  • 楽天会員には審査優遇のチャンスあり
  • 返済は毎月2,000円から設定できる
  • コンビニATMから手数料なしで借りられる
公式サイト
セブン銀行カードローン
セブン銀行カードローン
  • 借り入れ・返済手数料はなし
  • キャッシュカード到着前に振込融資OK
  • 最短翌日には審査結果を確認できる
公式サイト
イオン銀行カードローン
イオン銀行カードローン
  • 毎月1,000円から無理なく返済できる
  • 上限金利が年13.8%と低め
  • 限定の無利息期間キャンペーンあり
公式サイト

楽天銀行スーパーローン|楽天会員ならランクに応じて審査が優遇される

楽天銀行

出典:https://www.rakuten-bank.co.jp/loan/cardloan/

楽天銀行スーパーローンは、楽天会員におすすめできるカードローンといえます。

なぜなら、楽天銀行スーパーローンは楽天会員に対して審査優遇のチャンスがあるためです。

また、楽天ポイントがもらえる常設キャンペーンも用意されており、お得に利用を始められます。

さらに、毎月の返済は2,000円から設定でき、無理のない返済計画を立てたうえで完済を目指すことが可能です。

なお、楽天銀行カードローンはコンビニATMとも提携しており、手数料無料で利用できます。

金利(実質年率) 年1.9%~年14.5%
審査スピード 最短即日
融資スピード 最短翌営業日
借入限度額 最大800万円
無利息期間 なし
在籍確認の有無 あり
契約方法 Web
営業時間 9:00~20:00
※土日祝日は17:30まで
公式サイト 公式サイト

セブン銀行カードローン|借入や返済手数料が0円で利用できる

セブン銀行カードローン

出典:https://www.sevenbank.co.jp/personal/netbank/deposit_loan/loan/

セブン銀行カードローンは、借り入れや返済の際に手数料がかからないカードローンです。

手数料を気にすることなく利用できるうえに、アプリから振込融資を申し込めば24時間いつでも借入金を受け取れます。

カードを利用した借り入れはカード到着を待つ必要がありますが、アプリを利用してスマホATM取引を行えば、カード到着前でも借り入れが可能です。

なお、最短翌日に審査結果が届き、スピーディーに契約手続きを済ませられる点もメリットといえます。

金利(実質年率) 年12.0%~年15.0%
審査スピード 最短翌営業日
融資スピード 最短翌営業日
借入限度額 最大300万円
無利息期間 なし
在籍確認の有無 電話連絡は原則なし
契約方法 Web
営業時間 平日 9:00~18:00
公式サイト 公式サイト

イオン銀行カードローン|毎月1000円から返済できるため手軽に利用できる

出典:https://www.aeonbank.co.jp/loan/card_loan/

イオン銀行カードローンは、毎月1,000円から返済可能で、手軽に利用を始められることが強みのカードローンです。

毎月の返済額が少なければ負担が増えにくく、ストレスなく利用を続けられます。

なお、イオン銀行カードローンは、今回紹介しているカードローンの中で最も上限金利が低いことが魅力です。

そのため、より低金利でお金を借りたい人にイオン銀行カードローンはおすすめできます。

なお、期間限定で利息が0円になるキャンペーンを実施しており、利息の面でも負担を感じにくいカードローンです。

金利(実質年率) 年3.8%~年13.8%
審査スピード 最短1~5日
融資スピード 最短5日程度
借入限度額 最大800万円
無利息期間 30日間

※2024年10月1日~12月31日の限定キャンペーン

在籍確認の有無 あり
契約方法 Web
営業時間 9:00~18:00
公式サイト 公式サイト

クレジットカードの専用ローンで融資を受けることも可能

個人事業主がお金を借りる際は、クレジットカードの専用ローンも利用できます。

クレジットカードの専用ローンとは、クレジットカード会社が提供するカードローンサービスです。

消費者金融カードローンや銀行カードローンのように、利用限度額の範囲内で自由に借り入れができます。

なお、事業資金として使用することは、ローンサービスにより禁止されている場合があることに注意が必要です。

個人事業主はカードローンの審査に通過できない?

男性

個人事業主はカードローンの審査通過が難しいといわれているため、申し込む際は注意が必要です。

審査通過が難しい理由として、一般的な会社員と比べて収入が不安定になりやすいことが挙げられます。

カードローンの審査を通過するために、以下の点をあらかじめチェックしておきましょう。

カードローンの審査を通過するためのポイント
  • 創業年数が長いと審査に通りやすい
  • 収入証明書は確定申告書や住民税決定通知書などが必要
  • 在籍確認の電話連絡を固定電話にすると信用度がアップする可能性がある

次の項目から3つのポイントの詳細を見ていきましょう。

創業年数が長いと審査に通りやすい

個人事業主がカードローンに申し込んだ場合、創業年数が長ければ審査に通りやすい傾向にあります。

なぜなら、創業年数が長いほど事業が安定しており、一定水準の返済能力があると期待できるためです。

反対に、創業年数が短ければ、収入が不安定であると判断されやすい傾向にあります。

少しでも審査通過の可能性を高めたいのであれば、業歴をより長く積んでから、申し込むことがおすすめです。

目安としては、確定申告を一度でも済ませているほうが確定申告書を提出できることで信用度がアップするため、最低でも業歴は1年以上積みましょう。

なお、創業年数が短い個人事業主がカードローンへの申し込みを検討する際は、借入希望額を少なく設定するなどの対策が必要となります。

貸金業法の総量規制では、借入可能な金額は年収の3分の1までとなるため、借入希望額は年収の3分の1以内を目安になるべく少なく設定することが大切です。

収入証明書は確定申告書や住民税決定通知書などが必要

個人事業主がカードローンに申し込む際は、収入証明書として確定申告書や住民税決定通知書が必要です。

会社員であれば収入証明書の提出は不要な場合がありますが、個人事業主は収入の安定性を不安視されることが多く、収入証明書の提出を求められます。

提出を求められる確定申告書は、確定申告を済ませた際に保管しておく「控え」であり、電子申告(e-tax)の場合は受付番号が記載されたものを提出しましょう。

また、住民税決定通知書は、住民税を支払っている自治体から毎年6月頃に送付される書類です。

なお、指定書類は申し込み先の金融機関により異なる場合があります。

在籍確認の電話連絡を固定電話にすると信用度がアップする可能性がある

個人事業主がカードローンに申し込む際は、在籍確認の連絡先を固定電話にすると、信用度がアップする傾向にあります。

連絡先の信用度は以下を参考にしてみてください。

固定電話の種類
  1. 固定電話(03~、06~など)
  2. IP電話(050~)
  3. PHS、携帯電話(090~、080~、070~)

※上にいくほど信用度が高い

    固定電話があることは、事務所を構えている証拠です。

    一方、電話番号やPHSや携帯電話の番号では、「本当に事業を行っているのか」などの疑問を持たれる原因になります。

    カードローンの審査通過の可能性を高めたいのであれば、リーズナブルなプランで契約できる事業用の固定電話を契約しておくこともおすすめです。

    個人事業主はカードローンの審査に通過するコツ

    tips

    個人事業主がカードローンの審査に通過するためには、前もって審査通過のコツをチェックしておきましょう。

    個人事業主やフリーランスは審査に通りにくい傾向にあるため、審査通過のコツを実践しておけば、審査通過の可能性を高められます。

    おもなコツは以下の4つです。

    個人事業主が審査に通過するためのコツ
    • 間違いや嘘の申告がないようにする
    • 借入希望額は必要最低限の額にする
    • ローンやカードの滞納がある人は解消しておく
    • 一度に複数のカードローンに申し込まない

    カードローンを利用するうえで審査に通るか不安な人は、ぜひ参考にしてみてください。

    以下から詳細を解説していきます。

    間違いや嘘の申告がないようにする

    個人事業主がカードローンの審査に通過するためには、間違いや嘘の申告がないように注意してください。

    なぜなら、誤字脱字などの些細なミスも、カードローンの審査落ちの原因になるためです。

    カードローンに申し込む際は以下の点を細かくチェックしましょう。

    カードローンに申し込む際の注意点
    • 住所や電話番号などの基本情報や勤務先の情報に誤字脱字はないか
    • 申告情報を無意識のうちに大げさに申告していないか(年収を多めに申告するなど)
    • 提出書類が間違っていないか
    • 提出書類は有効期限内か
    • 書類を撮影した写真の写りは悪くないか

    なお、虚偽の申告をすれば、審査には100%落ちてしまいます。

    また、一度虚偽の申告をすれば、将来的にも同一の貸金業者・銀行で契約することは難しくなるため、必ず正しい情報で申し込みましょう。

    借入希望額は必要最低限の額にする

    個人事業主がカードローンの審査通過を目指す場合は、借入希望額を必要最低限の金額にすることが必要です。

    借入希望額が少なくなれば、求められる返済能力の水準も下がります。

    総量規制では「適正な借入額は年収の3分の1まで」と定められており、100万円借りる場合に必要な年収は最低300万円です。

    しかし、借入希望額を50万円に設定すれば必要な年収は最低150万円になり、年収が200万円や300万円であれば余裕が生まれます。

    審査に通りやすくするためには、借入希望額を高く設定しすぎないことが大切です。

    ローンやカードの滞納がある人は解消しておく

    ローンやクレジットカードの滞納がある場合は、事前に解消しておきましょう。

    なぜなら、カードローンの審査では信用情報を確認しており、滞納などの事故情報が登録されていれば審査通過が難しくなるためです。

    消費者金融や銀行には貸倒れを防ぎたい意図があり、滞納履歴がある人には同様のトラブルを起こされることを懸念し、貸付を行いません。

    そのため、カードローンに申し込む際は、利用中のローン・クレジットカードの滞納は大前提として解消することが必要です。

    より信用度の高さを示すのであれば、滞納解消後は数か月滞納せずに返済実績を作っておくことが望ましいといえます。

    一度に複数のカードローンに申し込まない

    カードローンの審査に落ちないためには、一度に複数のカードローンに申し込まないことが重要といえます。

    なぜなら、複数の申し込みを行うとお金に困っている印象を持たれやすくなり、ローン会社からトラブルを懸念されるためです。

    カードローンに対する申し込み履歴は信用情報に登録されています。

    2社目を申し込む場合や、審査に落ちたカードローンに再申し込みする場合は、前回の申し込みから半年ほど時間を空けてから行うようにしましょう。

    個人事業主がカードローンを利用する際の注意点

    ストップ

    個人事業主がカードローンを利用する際は、借り入れや返済においてトラブルにならないためにも、あらかじめ注意点を見ておきましょう。

    おもな注意点は以下の4つがあります。

    個人事業主がカードローンを利用する際の注意点
    • 起業したばかりだと安定した収入がないため審査に通りにくい可能性がある
    • 虚偽の情報を申告すると最悪の場合逮捕される可能性がある
    • カードローンを審査なしで利用することはできない
    • 銀行カードローンで借りたお金を開業資金などに使うことはできない

    以下から注意点の詳細を整理していきましょう。

    起業したばかりだと安定した収入がないため審査に通りにくい可能性がある

    起業したばかりの個人事業主は安定的な収入が見込めないため、カードローンの審査に通りにくいケースに注意しましょう。

    「起業して間もないからお金に困っているのでは」と審査担当者から思われる可能性があり、積極的な融資は受けられません。

    また、起業1年以内の状態では確定申告を行っておらず、十分な収入証明書を用意できないことも理由として挙げられます。

    審査に通る確率を少しでも高めたいのであれば、起業から2年目以降での申し込みを検討しましょう。

    虚偽の情報を申告すると最悪の場合逮捕される可能性がある

    個人事業主がカードローンを申し込む際に虚偽の情報を申告すると、最悪の場合逮捕される恐れがあります。

    虚偽の情報を申告してお金を借りることは、銀行・貸金業者からお金を騙し取る行為ともいえ、詐欺罪などの罪に問われる可能性があるためです。

    逮捕されれば、社会的信用を大きく失うことになります。

    カードローンに申し込む際は、虚偽の情報を申告したり証明書類を偽造したりすることは決してしないように気をつけてください。

    カードローンを審査なしで利用することはできない

    個人事業主がカードローンを利用する際は、審査があることを理解しておきましょう。

    消費者金融や銀行には、必ず融資先の返済能力を確認することが義務付けられています。

    融資する側にとって最も避けなければならないことは貸したお金や利息を回収できないことであり、そのためには審査が重要です。

    審査なしで利用できるカードローンは、違法業者や闇金の可能性があります。

    闇金から借りれば、高額な利息を請求されたり激しく取り立てされたりするなどのトラブルを避けられないため、くれぐれも注意してください。

    銀行カードローンで借りたお金を開業資金などに使うことはできない

    銀行カードローンで借りたお金は、開業資金などに使うことはできません。

    なぜなら、銀行カードローンは原則として用途自由ですが、事業資金としての使用は禁止されているためです。

    銀行カードローンを利用してお金を借りる場合は、生活費や趣味の費用などプライベートのお金に充てる必要があります。

    もし事業資金として使用することは利用規約違反に該当するため、発覚すれば一括返済を求められるかもしれません。

    事業資金を調達したい場合は、消費者金融カードローンなどの方法で借り入れする方法を検討してください。

    個人事業主がカードローン以外にお金を借りる方法

    how

    個人事業主がお金を借りる際は、カードローン以外にも以下のような方法があります。

    個人事業主がお金を借りる方法
    • ビジネスローン
    • ファクタリング
    • 日本政策金融公庫の融資制度
    • 地方自治体による補助金や助成金

    以下からそれぞれの方法の特徴を見ていきましょう。

    ビジネスローン

    ビジネスローンは、個人事業主や法人を対象とした事業性資金用のローンサービスです。

    使途は事業用であり、事業の資金調達に適している点が大きな利点といえます。

    また、ビジネスローンは1万円~数十万円などの少額でも利用できるため、個人事業主や中小企業でも申し込みやすいこともメリットです。

    ただし、金利はやや高めの傾向にあり、低金利での利用は難しい場合があります。

    さらに、ビジネスローンはビジネス用途専用のローンサービスだからこそ、逆に生活費などには使えない点には気をつけましょう。

    ファクタリング

    ファクタリングは、売掛債権を売却することで、本来の支払い期日より早めに売掛金を回収できる資金調達サービスです。

    売掛債権をファクタリング会社に売却すれば、売掛先である取引先に代わり、手数料を差し引いた売掛債権の金額を最短即日で振り込んでもらえます。

    のちに売掛先から入金があった際に、ファクタリング会社へ返済する仕組みです。

    ファクタリングは、ファクタリング会社の立て替えによる売掛金前払いのため、借り入れにはあたりません。

    負債を抱えることなく資金調達できるため、借り入れに抵抗がある人にはファクタリングがおすすめです。

    ただし、売却できる売掛債権がなければファクタリングは利用できません。

    また、融資よりも手数料負担が大きくなりやすいことにも注意しましょう。

    日本政策金融公庫の融資制度

    個人事業主がカードローン以外でお金を借りるのであれば、日本政策金融公庫の融資制度を利用することもおすすめです。

    日本政策金融公庫は、個人事業主や中小企業の事業を支援する目的で運営されており、さまざまな融資制度を利用できます。

    新たに事業を始める人や生産性向上を図りたい人、事業再建を目指す人など、対象者は多岐にわたり、具体的な使途と必要な金額を相談して融資を受けることが可能です。

    個人事業主が利用できる「国民生活事業」の平均融資額は900万円であり、審査に通ればまとまった金額を資金調達できるケースも少なくありません。

    国が行う事業支援制度であり、安心して利用できる点も大きなメリットです。

    地方自治体による補助金や助成金

    個人事業主がカードローン以外で資金調達するのであれば、自治体による補助金や助成金の利用も検討しましょう。

    事業者向けの補助金制度は多くあり、補助金・助成金を利用すれば、借り入れを増やさずに資金調達できます。

    なお、補助金・助成金は、開業や新規事業展開を支援するものです。

    まずは、居住する自治体や事業所のある自治体のホームページから調べて、申請できる補助金・助成金がないかチェックしましょう。

    個人事業主がカードローンを利用する際のよくある質問

    faqs

    最後に、個人事業主がカードローンを利用するうえでよくある質問を紹介します。

    質問は以下の5つです。

    個人事業主がカードローンを利用する際の質問
    • 個人事業主が必ず借りれるカードローンはある?
    • 低金利のカードローン会社だと審査は厳しい?
    • 審査甘いカードローン会社は怪しい?
    • 収入証明書がなくてもカードローンで借りることはできる?
    • 個人事業主が審査に通らないときに落ちた理由を教えてもらうことはできる?

    回答を以下にまとめていきます。

    個人事業主が必ず借りれるカードローンはある?

    個人事業主に対して「必ず借りられること」を保証しているカードローンはありません。

    なぜなら、どのようなローンサービスでも審査をしなければならないと法律によって決められているからです。

    一方、「必ず借りられる」「審査なし」などと謳うカードローンは、闇金である可能性が高いといえます。

    闇金を利用すれば法外な利息を請求される恐れがあるため、安易にお金を借りてはいけません。

    利用を検討している業者が正規の貸金業者かどうかを確かめる際は、国の登録番号の有無や、日本貸金業協会の会員かどうかをチェックしましょう。

    低金利のカードローン会社だと審査は厳しい?

    低金利のカードローンは、審査は厳しい傾向にあるといえます。

    なぜなら、低金利のカードローンは金利の高いカードローンと比べて申し込みが多いためです。

    ローン会社の立場で考えると、わざわざ審査通過のハードルを下げることにメリットはありません。

    とくに個人事業主は収入が安定していないことを不安視されやすく、申し込みの際は運転免許証などの本人確認書類とあわせて、複数の収入証明書の提出が必要になる可能性があります。

    審査甘いカードローン会社は怪しい?

    審査に通りやすい・甘いといわれているカードローンは、すべてが怪しいわけではありません。

    ただし、審査が甘いと自ら謳うカードローンは違法業者の可能性があります。

    なぜなら、審査基準に関わることを言及する行為は法律で禁止されているためです。

    そのため、審査が甘いと自ら謳うカードローンには決して申し込まないようにしてください。

    収入証明書がなくてもカードローンで借りることはできる?

    カードローンは収入証明書がなくても利用できますが、個人事業主の場合は収入証明書の提出を求められることがあります。

    収入証明書を提出できない場合は、電話による在籍確認などで代わりに収入証明をすることが可能です。

    しかし、収入を証明する書類を提出できなければ、安定的に収入を得ているのか疑われてしまいます。

    審査を通過するためには、収入証明書を準備することが賢明です。

    個人事業主が審査に通らないときに落ちた理由を教えてもらうことはできる?

    個人事業主が審査に通らなかった場合に、審査落ちの理由は教えてもらえません。

    なぜなら、審査落ちの理由を知らせることは、カードローンの審査基準を知らせることにつながるためです。

    カードローンの審査基準は各社非公開であり、確定的なことはわかりません。

    審査に落ちた場合は、自分の収入や借入状況、借入希望額などから原因を考えてみてください。

    個人事業主でも借りれるカードローンまとめ

    クレジットカード

    個人事業主でもカードローンを利用してお金を借りることは可能です。

    しかし、個人事業主は審査の際に収入が不安定と判断されやすく、審査難易度が上がりやすいことに注意しなければなりません。

    少しでも申し込みやすいカードローンを選んだり、審査通過のためのコツを実践したりしましょう。

    なお、ビジネスローンやファクタリングなど、別の方法で資金調達を検討することも重要です。

    他の資金調達方法や、資金使途の制限などをよく確認したうえで、自分に合った借入方法を見つけてください。

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