夫婦2人の年金額の平均は、およそ22万円です。
物価高騰により日々の生活費が以前よりも増えた昨今、22万円程度の収入ではやり繰りが難しいと感じる世帯も多いのではないでしょうか。
年金による収入だけで生活するのが苦しい場合、お金を借りるのもひとつの方法です。
ただし、年金受給者でもシニア向けのローンや貸付制度などを利用すれば、年金収入だけでもお金を借りられる場合があります。
この記事では、そんな年金受給者でもお金を借りることができる方法を解説します。
「年金受給だけでは生活が厳しい」という方や「年金受給者でもお金を借りることができる方法を知りたい」という方は、この記事を参考にしてみてください。
この記事でわかること |
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年金受給者がお金を借りる方法9つ【無担保の消費者金融がおすすめ!】
年金受給者であっても、方法によってはお金を借りることが可能です。
通常、金融機関のローンは給与収入がある人向けとなっており、年金受給者では条件が厳しく利用できない可能性が高いです。
しかし、担保ありでお金を借りる方法なら、仮に年金で返済できなくても担保で返済ができるため、年金受給者でも利用することができます。
ただし、万が一返済ができなくなった場合、担保にした持ち家や貴金属、保険などが売却・解約され返済に充てられるため、よく考えて申し込む必要があります。
一方で、消費者金融や銀行のカードローンは無担保でお金を借りられることが多く、万が一返済が難しくなっても担保の資産が売却されるリスクがなく安心です。
そのため、年金受給者がお金を借りるなら、無担保の消費者金融がおすすめです。
消費者金融カードローンを利用する
年金受給者がお金を借りるのであれば、消費者金融カードローンを利用しましょう。
カードローンには銀行が提供しているものと、消費者金融によるものがありますが、銀行のカードローンは比較的審査が厳しめです。
そのため、給与収入のない年金受給者では、借入申込の審査に落ちる可能性があります。
一方、消費者金融の場合は銀行よりも審査に通りやすく、無利息期間や即日の借入に対応していることも多いです。
ただし、業者によって融資条件は異なるため、内容をよく確認する必要があります。
なお、年金受給者のカードローン利用において、年金を担保にすることは違法行為となっているため利用の際には注意しましょう。
地方銀行のシニア向けローンに申し込む
年金受給者がお金を借りるなら、地方銀行のシニア向けローンに申し込みましょう。
シニア向けローンは借入金の用途が自由のフリーローン商品で、年金受給者でも借りることができます。
借入は1回のみで隔月返済も選択できるため、借りすぎる心配がなく、年金受給のタイミングに合わせて返済できます。
ただし、銀行によっては取引実績がないと利用できない場合もあるため、事前に利用条件を確認しておく必要があります。
口座を持っている銀行や年金の振込先、引き落とし口座がある金融機関などでシニア向けローンがあれば、借入を検討してみると良いでしょう。
リバースモーゲージを活用する
年金受給者がお金を借りるなら、リバースモーゲージを活用しましょう。
リバースモーゲージとは、持ち家や土地などの不動産を担保にお金を借りることができる制度で、収入が年金だけの年金受給者でも借入できます。
毎月決まった額を返済するのではなく、利用者の死亡後に担保である不動産を売却することで一括返済を行う点が、カードローンやシニア向けローンとは異なる特徴です。
さらに、リバースモーゲージは担保にする不動産の評価額のおよそ5割まで借りることができるため、ある程度まとまった金額を借入できます。
借入目的や不動産評価額によっては、リバースモーゲージも視野に入れておきましょう。
リースバックを行う
年金受給者がお金を借りるなら、リースバックを行いましょう。
リースバックとは、第三者に土地や家を売却すると同時に賃貸借契約を結ぶ方法です。
売却した家を賃借することで、まとまった売却資金を受け取りつつ自宅に住み続けることができます。
自宅をリースバックすれば、住み慣れた家や場所から引っ越すことなく資金調達が可能です。
ただし、リースバックは賃貸借契約を締結しているため、毎月家賃を支払う必要があります。
場合によっては売却金額よりも家賃を払い続ける方が高くつく可能性もあるため、リースバックを行う際は将来的な負担を考えることが重要です。
質屋で価値のあるものを質入れする
年金受給者がお金を借りるなら、質屋で価値のあるものを質に入れましょう。
質入れとは、質屋に貴金属やブランド品など価値のある物品を預けて、買取価格の7~8割にあたるお金を借りられる仕組みです。
仮に返済できなくても、預けた物品を売却して返済に充てることができるため、年金受給者でもお金を借りることができます。
ただし、質入れで無期限で借りられるわけではなく、返済期間は原則3か月以内となっています。
3ヶ月以内に返済できなければ預けた物品は売りに出されてしまうため、万が一返済できなかった際に後悔しないように質入れする物品は慎重に選びましょう。
保険を担保にして契約者貸付を利用する
年金受給者がお金を借りるなら、保険を担保にして契約者貸付を利用しましょう。
契約者貸付とは、契約している保険の解約返戻金や満期保険金の一定範囲内でお金を借りる方法です。
保険の契約者本人が利用可能な借入方法で、手続きに審査がないため契約が残っていれば年齢に関係なく利用できます。
なお、契約者貸付が利用できる保険は以下の通りです。
契約者貸付が利用できる保険 |
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なお、契約者貸付で借入可能な金額は、利用する時点での解約返戻金の7~9割程度です。
借入できる割合や金利は保険会社や内容によっても異なるため、加入している保険を確認しましょう。
定期預金を担保にして当座貸越を活用する
年金受給者がお金を借りるなら、定期預金を担保にして当座貸越を活用しましょう。
銀行に定期預金がある場合、当座貸越サービスを利用すると普通預金からの引出し時に不足した分を自動的に融資してもらえます。
当座貸越では、普通預金の口座残高の9割程度を限度にお金を借りることが可能です。
なお、当座貸越の利用は口座開設時に設定しますが、開設後に必要になった場合に再設定できるため、自身の口座の設定を確認するのがおすすめです。
ただし、当座貸越は審査基準が通常の借入より厳しい場合があり、必ず借入できるわけではない点に注意しましょう。
生活福祉資金貸付制度を利用する
年金受給者がお金を借りるなら、生活福祉資金貸付制度を利用しましょう。
生活福祉資金貸付制度は、生活困窮者のための国による救済制度で、以下の条件に当てはまれば利用することができます。
生活福祉資金貸付制度の利用条件 |
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生活福祉資金貸付制度は、基本的に生活困窮者が対象となるため、利用するにはいかに困窮しているかを訴えることが大切です。
年齢によっては働くことを勧められる可能性がありますが、病気や家庭の事情などで働けない理由があればきちんと伝えましょう。
生活保護制度を利用する
年金受給者がお金を借りる方法として、生活保護制度を利用するという手もあります。
正確にはお金を借りる方法ではありませんが、年金収入だけでは生活が苦しく、担保にできる資産もない場合、生活保護を受給することが可能です。
ただし、生活保護は生活困窮者の支援を目的とした国の救済制度ではあるものの、受給するためには条件があり、誰でも借りられるわけではありません。
生活保護の対象となる主な条件は、以下の通りです。
生活保護受給の条件 |
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世帯収入が最低生活費以下であることは特に重視されるポイントではありますが、住んでいる地域や世帯人数によっても条件となる収入は異なります。
加えて、資産となる土地や貴金属、家電などは申請前に売却しておく必要があるため注意しましょう。
年金受給者でもお金を借りられるカードローンおすすめ7選
カードローンとは、借入限度額の範囲内で必要なときに必要な分だけお金を借りることができる金融商品です。
借入申込後、審査に通過したらローンカードが発行され、限度額の範囲内でお金を引き出すことができます。
また、なかにはカードレスで利用でき、スマホひとつで借入から返済までできるものもあります。
ローンカードは発行するだけなら費用や利息はかからないため、万が一のための備えとして申し込んでおくのもおすすめです。
カードローン名 | 特徴 | 公式サイト |
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![]() アコム |
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公式サイト |
![]() アイフル |
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公式サイト |
![]() プロミス |
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公式サイト |
![]() レイク |
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公式サイト |
![]() SMBCモビット |
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公式サイト |
![]() 三井住友銀行 カードローン |
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公式サイト |
![]() ベルーナノーティス |
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公式サイト |
それぞれのカードローンについて、詳しく解説します。
アコム
出典:https://www.acom.co.jp/
年齢制限 | 満20歳~72歳 |
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年金受給者の受付 | ○ |
金利 | 3.0~18.0% |
借入上限金 | 800万円 |
融資までの最短時間 | 20分 |
担保・保証人の要否 | × |
公式サイト | アコム公式サイト |
アコムは、三菱UFJフィナンシャルグループの消費者金融です。
インターネットからのWeb完結に対応しており、最短20分での融資に対応しているため、急な出費の際も安心です。
また、初めてアコムを利用する場合は、契約日翌日から30日間の無利息期間が設けられているため、収入が少なくても金利を気にせず借入することができます。
主婦や学生はもちろん、年金受給者も、年金以外に安定した収入があれば申し込みが可能で、アルバイトや自営業などで収入があれば借入できます。
なお、アコムでは無人契約機が全国に設置されており、アコムのスタッフと通話しながら申込から返済まで無人契約機で行うことができるため借入に不安がある場合も安心です。
アイフル
出典:https://www.aiful.co.jp/
年齢制限 | 満20歳~69歳 |
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年金受給者の受付 | ○ |
金利 | 3.0~18.0% |
借入上限金 | 800万円 |
融資までの最短時間 | 18分 |
担保・保証人の要否 | × |
公式サイト | アイフル公式サイト |
アイフルは、メガバンクを親会社に持たない独立系消費者金融会社です。
2024年のオリコン顧客満足度調査において、ノンバンクカードローンとして第1位を獲得しています。
24時間365日インターネットから申し込みが可能で、最短18分での融資も可能とスピード感のある借入が可能です。
アイフルでは満20歳以上69歳までの、定期的な収入がある方であれば利用可能で、年金受給者でも年金以外に収入があれば借入できます。
なお、初めて契約する場合は30日間の無利息期間があるため、お得に借入することが可能です。
プロミス
出典:https://cyber.promise.co.jp/APA01X/APA01X01
年齢制限 | 18歳~74歳 |
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年金受給者の受付 | ○ |
金利 | 3.0~17.8% |
借入上限金 | 500万円 |
融資までの最短時間 | 3分 |
担保・保証人の要否 | × |
公式サイト | プロミス公式サイト |
プロミスは、50年以上の運営実績がある老舗消費者金融です。
プロミスでは申し込み時間や審査によるものの、最短3分で融資してもらえる可能性があり、貸金業者のなかでは最速のスピードとなっています。
また、メールアドレスの登録とWeb明細の利用で初回30日間の無利息期間が設定されており、利息を抑えて借入することが可能です。
加えて、プロミスの上限金利は17.8%と、他の大手消費者金融よりも低くなっているのも特徴です。
プロミスアプリの利用や毎月の返済でVポイントが貯められ、返済や普段のお買い物に使えるため、アプリの利用がおすすめです。
レイク
出典:https://lakealsa.com/
年齢制限 | 満20歳~70歳 |
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年金受給者の受付 | ○ |
金利 | 4.5~18.0% |
借入上限金 | 500万円 |
融資までの最短時間 | 25分 |
担保・保証人の要否 | × |
公式サイト | レイク公式サイト |
レイクは、新生フィナンシャルグループによる消費者金融です。
レイクでも他社のように初回契約の際に無利息期間が設けられていますが、自身の都合によって期間を選択することができます。
借入金200万円以下でWeb申込する場合に60日間利息ゼロ、または借入金額のうち5万円分が180日間利息ゼロの2通りから選択が可能です。
また、借入金額が200万円以上の場合は、30日間利息がかかりません。
なお、他の消費者金融では年金以外の収入が必要な場合が多いですが、レイクでは年金収入のみでも借入が可能となっているため、年金受給者におすすめの業者と言えます。
SMBCモビット
出典:https://www.mobit.ne.jp/index.html
年齢制限 | 満20歳~74歳 |
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年金受給者の受付 | ○ |
金利 | 3.0~18.0% |
借入上限金 | 800万円 |
融資までの最短時間 | 15分 |
担保・保証人の要否 | × |
公式サイト | SMBCモビット公式サイト |
SMBCモビットは、三井住友カード株式会社が提供するカードローンサービスです。
インターネットでの申込なら在籍確認や郵送物は原則なく、最短10秒で簡易審査結果が分かるため、借入できるかどうか、なるべく早く知りたい場合にはおすすめです。
また、SMBCモビットはVポイントと連携しており、申込時にVポイントカード一体型ローンカードを発行するか、Myモビで手続きが完了していれば、利息200円ごとにVポイントが1ポイント貯まります。
貯めたポイントは1ポイント=1円として返済に利用できるため、お得に返済を進められます。
なお、SMBCモビットは74歳まで申し込みが可能ですが、年金受給者は年金以外の収入がなければ借入できないため注意しましょう。
三井住友銀行 カードローン
出典:https://www.smbc.co.jp/kojin/cardloan/
年齢制限 | 満20歳~69歳 |
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年金受給者の受付 | × |
金利 | 1.5~14.5% |
借入上限金 | 800万円 |
融資までの最短時間 | 当日中 |
担保・保証人の要否 | × |
公式サイト | 三井住友銀行カードローン公式サイト |
三井住友銀行カードローンは、三井住友銀行が提供しているローンサービスのひとつです。
メガバンクが運営していることから安心感があり、三井住友銀行の口座がなくても申し込みができます。
金利は1.5~14.5%と銀行カードローンのなかでは平均的ですが、借入金額100万円以上の上限金利は12.0%とやや低く、ある程度まとまった金額を借りる場合には、利息を抑えることができます。
三井住友銀行カードローンはカードレスに対応しているほか、手持ちのキャッシュカードでも借入できるため周囲に借入がバレにくいです。
なお、年金受給者の場合は、年金以外に収入があれば申し込みが可能です。
基本的に借入金の用途は自由ですが、事業性資金には利用できないため注意しましょう。
ベルーナノーティス
出典:https://www.b-loan.jp/
年齢制限 | 20歳~80歳 |
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年金受給者の受付 | ○ |
金利 | 4.5~18.0% |
借入上限金 | 300万円 |
融資までの最短時間 | 24時間 |
担保・保証人の要否 | × |
公式サイト | ベルーナノーティス公式サイト |
ベルーナノーティスは、通信販売ベルーナの子会社である、株式会社サンステージが提供する消費者金融サービスです。
銀行や大手消費者金融のカードローンの借入上限年齢は65~70歳が多いですが、ベルーナノーティスは80歳まで利用できます。
ネット申込が不安な場合でも電話サポートが充実しているため、安心して申し込むことができます。
また、ベルーナノーティスには何度でも14日間利息がゼロなる無利息サービスがあります。
初回だけでなく、前回の無利息適用から3ヵ月経過していれば、完済後の再借入でも14日間無利息で借入が可能となるため、なるべく利息を抑えたい場合にはおすすめです。
年金受給者がお金を借りる方法に関する注意点
年金受給者がお金を借りる方法に関する注意点は、以下の通りです。
年金受給者がお金を借りる方法に関する注意点 |
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詳しく解説します。
年金担保貸付制度はすべて受付を終了している
年金受給者がお金を借りる際、年金担保貸付制度はすべて受付を終了している点に注意しましょう。
年金担保貸付制度とは、独立行政法人の福祉医療機構による、60歳以上の方が年金を担保に融資を受けられる制度で、令和4年3月末で申し込みは終了し廃止されています。
そのため、今の生活や将来に不安がある場合や、経済的支援を希望する場合は、住んでいる自治体の支援機関などに相談しましょう。
現在、年金を担保にお金を借りられる方法はなく、法律でも禁止されています。
従って、年金を担保に融資を行うことは違法行為であり、融資を行っている業者は悪質な業者の可能性が高いため、利用しないように注意しましょう。
年齢制限を行っている金融機関がある
年金受給者がお金を借りる際、年齢制限を行っている金融機関がある点に注意しましょう。
年金受給者が金融機関で借入をしようとした際、自身の年齢が融資可能年齢の上限を超えてしまうと審査に落ちてしまうため注意が必要です。
主な金融機関の年齢制限は、以下のようになっています。
金融機関の年齢制限 |
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例えば、68歳の年金受給者が金融機関のカードローンを利用しようとすると、利用できるのは上記のなかでは三井住友銀行またはセブン銀行のカードローンの2社です。
銀行のカードローンは消費者金融よりも年齢制限が厳しいため、利用する歳には注意しましょう。
年齢上限時には契約していても融資が打ち切りになる
年金受給者がお金を借りる際、年齢上限時には契約していても融資が打ち切りになる点に注意しましょう。
年金受給者である高齢者の借入が難しい大きな理由に、死亡リスクが挙げられます。
高齢者は働き世代に比べてどうしても返済可能な期間が短いことが多いため、業者は貸付金が回収できなくなることを懸念して、年齢制限を設定するだけでなく上限年齢で融資を打ち切りにしています。
すでに契約している場合、上限年齢に達した時点で契約中のローンは継続されますが、新規の借入は止められます。
そのため、借入申込の際は将来的に必要な金額を把握し、計画的に借入を行うことが大切です。
万が一の場合には返済義務が相続人に引き継がれる
年金受給者がお金を借りる際、万が一の場合には返済義務が相続人に引き継がれる点に注意しましょう。
年金受給者のほとんどは高齢者であり、借入と返済の最中に亡くなる可能性もゼロではありません。
借入した本人が亡くなったからといって返済がなくなるわけではなく、子供や配偶者などの相続人に返済義務が引き継がれることになります。
そのため、あまりに高額の借入をして返済できないまま亡くなると、家族や親族に迷惑がかかることになるため、借入する際はきちんと返済できる金額に留めるようにしましょう。
年金受給者がお金を借りる方法についてよくある質問
年金受給者がお金を借りる方法について、よくある質問を紹介します。
年金受給者がお金を借りられる限度額はいくら?
年金受給者がお金を借りる際の限度額は、借入の利用する方法によって異なります。
借入方法 | 限度額 |
カードローン | 貸付業者により異なる |
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リバースモーゲージ | 評価額の50%程度 |
地方銀行のシニア向けローン | 銀行により異なる |
質入れ | 買取価格の70~80% |
保険の契約者貸付 | 解約返戻金の70~90% |
預金の当座貸越 | 預金の90%程度 |
年金受給者でも限度額までお金を借りることは可能ですが、返済には金利が上乗せされるため、借りた金額よりも返済額の方が高くなります。
そのため、返済していくことができるかどうか、借入の前によく考えて計画的に借りることが大切です。
年金受給者でも借りられる金融会社はある?
年金受給者でも、口座のある金融機関や、消費者金融でお金を借りることが可能です。
また、信用金庫や地方銀行など、年金受給者向けにローンサービスが提供されていれば利用できる可能性が高いです。
ただし、貸付条件として年齢制限が設定されている場合が多く、特に70歳以上では借入できない場合があるため注意が必要です。
なお、JAバンクやベルーナノーティスのローンサービスでは、上限年齢が他社より比較的高く設定されているため、年齢制限により他社で借入できない場合は検討してみましょう。
ゆうちょ銀行で年金担保の融資を受けられる?
ゆうちょ銀行では、年金担保融資は取り扱っていません。
年金を担保にして貸付を行う制度は令和4年3月31日で廃止となっており、現在年金を担保に融資行うことは違法行為となります。
なお、ゆうちょ銀行で利用できるのは「貯金担保自動貸付け」という制度で、定額貯金や定期貯金があれば貯金を担保にお金を借りることが可能です。
ただし、借りられるお金は定額貯金または定期貯金の9割以下かつ300万円までと決められているため、無制限に借りられるわけではない点に注意しましょう。
年金受給者がお金を借りる方法まとめ
この記事では「年金受給者がお金を借りる方法」について詳しく解説しました。
近年の物価高騰により、年金収入だけでは生活が苦しいと感じる世帯は多いです。
一般的に高齢者の年金受給者では、融資の審査が厳しい場合が多いものの、方法によってはお金を借りることができます。
ただし、年金収入とは別の収入が求められる場合もあるため、利用条件には注意が必要です。
日々の生活が厳しいと感じたら、この記事で紹介した方法を検討してみてください。