「フリーランスでも資金調達ができるおすすめのファクタリングサービスを知りたい」
このように考えていませんか?
ファクタリングは法人が利用できるイメージが強く、個人でも資金調達が可能なファクタリングサービスがあるのか気になる方は多いです。
本記事では、フリーランスの方に向いているおすすめのファクタリングサービスを10社紹介します。
また、ファクタリングサービスの選び方や、利用する際の注意点も解説しています。
この記事を読めば、個人事業で発生する資金不足を早期解決できる可能性が高まるため、ぜひ参考にしてみてください。
なお、おすすめのファクタリングサービスを以下の表にまとめました。
ファクタリングサービス | 特徴 | 公式サイト |
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公式サイト |
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公式サイト |
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公式サイト |
フリーランス向けファクタリングサービスおすすめ10選
フリーランスの方でも資金調達ができるおすすめのファクタリングサービス10社を、以下の表にまとめました。
ファクタリングサービス | 特徴 | 公式サイト |
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公式サイト |
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公式サイト |
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公式サイト |
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公式サイト |
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公式サイト |
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公式サイト |
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公式サイト |
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公式サイト |
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公式サイト |
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公式サイト |
それぞれのファクタリングサービスの特徴を解説するため、自身に適したサービスを見つけてみてください。
ビートレーディング|必要書類は2種類と少なく最短2時間で審査が完了する
- 必要書類は2種類と少ない
- 最短2時間で審査が完了
- 「最大買取率98%」「取引実績5.8万社」と、実績が豊富にある
ビートレーディングは、株式会社ビートレーディングが提供するファクタリングサービスです。
申し込みに必要な書類は請求書(または注文書)と預金通帳のコピーの2種類のみで良く、最短2時間で審査が完了します。
また、以下のように実績も豊富であり、安心して売掛債権を売却できます。
- 取引実績5.8万社
- 累計買取額1,300億円超
- 月間契約数1,000社
- 最大買取率98%
今すぐ資金調達をしたい方は、ぜひビートレーディングを利用してみてください。
ビートレーディングの基本情報を、以下の表にまとめました。
手数料 | 2%〜 |
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審査スピード(最短) | 2時間 |
審査通過率 | 98% |
即日入金 | 可 |
買取可能額 | 1円〜 |
契約方式 |
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必要書類 |
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オンライン完結 | あり |
公式サイト | 公式サイト |
QuQuMo|債権譲渡登記が不要のオンライン完結型業者
- 申込から入金まで最速2時間と早い
- 債権譲渡登記が不要
- クラウドサインでファクタリング契約を締結できる
QuQuMoは、株式会社アクティブサポートが提供するファクタリングサービスです。
申込から入金までは最速2時間と早く、手数料は1%からと業界トップクラスの低さを誇ります。
また、債権譲渡登記の設定が不要で、売掛先に売掛債権の売却を知られることもありません。
さらに、弁護士ドットコムが監修する電子契約サービス・クラウドサインを利用してファクタリング契約を締結でき、契約業務自体の効率化を図れます。
コスパよく資金調達をしたい方は、ぜひQuQuMoを利用してみてください。
QuQuMoの基本情報を、以下の表にまとめました。
手数料 | 1%〜 |
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審査スピード(最短) | 2時間 |
審査通過率 | 98% |
即日入金 | 可 |
買取可能額 | 制限なし |
契約方式 | 2社間 |
必要書類 |
|
オンライン完結 | あり |
公式サイト | 公式サイト |
PayToday|AI審査を受けられ、わずか30分で即日振込に対応
- 累計申込額が150億円超
- AI審査に通過後は最短30分で即日入金に対応している
- 公式サイトでオンライン査定を受けた場合、本審査前に概算買取査定金額や審査通過率を把握できる
PayTodayは、Dual Life Partners株式会社が提供するファクタリングサービスです。
ベンチャー企業やスタートアップ、フリーランスや個人事業主の方が多く利用しているサービスで、累計申込額は150億円を超えています。
AIが審査を行うため時間は短く、審査に通過すれば最短30分で振り込みしてくれます。
なお、審査を受ける前に公式サイトで以下の項目を入力または選択すれば、概算買取査定金額や審査通過率もおおまかに把握できます。
- 売掛先企業への請求金額
- PayTodayの利用回数
- 売掛先との取引(初回取引か継続取引か)
- 売掛金の支払期日
- 売掛先の企業規模
- 自社の売上規模
事前にどの程度資金調達できるか知りたい方は、PayTodayの公式サイトからチェックしてみてください。
PayTodayの基本情報を、以下の表にまとめました。
手数料 | 1〜9.5% |
---|---|
審査スピード(最短) | 30分 |
審査通過率 | 非公開 |
即日入金 | 可 |
買取可能額 | 10万円〜 |
契約方式 | 2社間 |
必要書類 |
|
オンライン完結 | あり |
公式サイト | 公式サイト |
ラボル|独立直後の方でも審査に柔軟に対応している
出典:https://labol.co.jp/?testPattern=B
- 独立直後の方でも審査を受けられる
- マネーフォワードクラウドの確定申告を3ヶ月無料で利用可能
- 「ラボルカード払い」のサービスを利用すれば、請求書の支払を最長60日延長してもらえる
ラボルは、株式会社ラボルが提供するファクタリングサービスです。
個人事業主やフリーランスの方はもちろん、独立直後の方であっても柔軟に対応しています。
また、マネーフォワードクラウドの確定申告を3ヶ月無料で利用でき、資金調達と確定申告を同時に行える点も強みです。
さらに、「ラボルカード払い」を利用すれば、請求書の支払を最長60日延長できます。
ラボルの基本情報を、以下の表にまとめました。
手数料 | 10% |
---|---|
審査スピード(最短) | 30分 |
審査通過率 | 90%以上 |
即日入金 | 可 |
買取可能額 | 1万円〜 |
契約方式 | 2社間 |
必要書類 |
|
オンライン完結 | あり |
公式サイト | 公式サイト |
GMOフリーランスファクタリング|1万円から気軽に資金化できる
出典:https://freelance.factoring.inc/
- WebクリエイターまたはITエンジニアの方を中心に資金提供を行っている
- 必要書類は請求書1点のみで、入出金明細書や本人確認書類などの提出が不要
- 運営元が大企業のGMOグループで、安全性や信頼性が高い
GMOフリーランスファクタリングは、GMOクリエイターズネットワーク株式会社が提供するファクタリングサービスです。
クリエイターのためのファクタリングサービスを展開し、WebクリエイターまたはITエンジニアの方を中心に資金提供を行っています。
また、申し込みの際の必要書類は請求書1点のみで、銀行口座の入出金明細や身分証などを提出する必要はありません。
さらに、運営は東証スタンダードに上場しているGMOペパボの連結企業であり、安全性や信頼性の高さも伺えます。
信頼性の高い業者を利用したい方は、ぜひGMOフリーランスファクタリングを利用してみてください。
GMOフリーランスファクタリングの基本情報を、以下の表にまとめました。
手数料 | 一律9.5% |
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審査スピード(最短) | 30分 |
審査通過率 | 非公開 |
即日入金 | 可 |
買取可能額 | 1万円〜 |
契約方式 | 2社間 |
必要書類 | 請求書 |
オンライン完結 | あり |
公式サイト | 公式サイト |
バイオン|オンラインなら請求書だけでも無料で見積もりが可能
- 公式サイトで無料の見積もり依頼ができる
- 個人の場合、入出金明細書と請求書の2点のみを提出すれば審査を受けられる
- 最短60分で申込から審査が、最短即日で入金が完了する
バイオンは、 株式会社バイオンが提供するファクタリングサービスです。
公式サイトでメールアドレスとパスワードを入力すれば、無料で登録と見積もり依頼ができます。
また、フリーランスや個人事業主の方であれば最低5万円から売掛債権を売却可能で、審査を受ける際に提出する書類は入出金明細書と請求書の2点のみです。
さらに、申込から最短60分でAIによる審査が行われ、最短即日で請求書を現金に換えられます。
今すぐに資金調達をしたい方は、ぜひバイオンを利用してみてください。
バイオンの基本情報を、以下の表にまとめました。
手数料 | 10% |
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審査スピード(最短) | 60分 |
審査通過率 | 90%以上 |
即日入金 | 可 |
買取可能額 | 5万円〜 |
契約方式 | 2社間 |
必要書類 |
|
オンライン完結 | あり |
公式サイト | 公式サイト |
OLTA|最高2%~9%と比較的安い手数料が魅力
- ファクタリングサービスのランキングで1位を記録している
- 売掛債権の売却額を自由に設定できる
- 数々のメディアがサービスを取り上げている
OLTAは、OLTA株式会社が提供するファクタリングサービスです。
中小企業経営者と個人事業主が選ぶファクタリングサービスのランキングで1位を記録しているため、フリーランスの方にも適しています。
また、売掛債権の範囲内であれば売却額を自由に設定可能な点も特徴です。
さらに、ファクタリングサービスの中では比較的知名度が高く、朝日新聞・日経ビジネス・ITmediaなどの複数のメディアが本サービスを特集しています。
信頼性の高い業者を利用したい方は、ぜひOLTAを利用してみてください。
OLTAの基本情報を、以下の表にまとめました。
手数料 | 2〜9% |
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審査スピード(最短) | 即日 |
審査通過率 | 90%以上 |
即日入金 | 可 |
買取可能額 | 制限なし |
契約方式 |
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必要書類 |
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オンライン完結 | あり |
公式サイト | 公式サイト |
MSFJ|売掛債権が500万円の範囲内であれば審査のスピードが早くなり、即日入金が可能
- 買取可能額の上限は5,000万円と非常に高い
- 売掛債権が500万円までの場合は優先審査を受けられ、即日入金に対応してもらえる
- 申込者の事業形態に合わせ4種類のサービスを展開している
MSFJは、MSFJ株式会社が提供するファクタリングサービスです。
「成功者に選ばれる即日ファクタリング」というキャッチフレーズを掲げており、買取可能額は最大5,000万円までと、他社に負けない高額買取を行っています。
また、買取希望の売掛債権が500万円までであれば審査を優先的に受けられ、高確率で当日中に現金化することが可能です。
なお、MSFJでは以下の4種類のファクタリングサービスを展開しており、申込者の事業形態に合わせて以下の専用部署を設けています。
- 法人専門
- 乗り換え専門
- 個人事業主専門
- フリーランス専門
500万円以下の金額をなるべく早くに調達したいという方は、ぜひMSFJを利用してみてください。
MSFJの基本情報を、以下の表にまとめました。
手数料 |
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審査スピード(最短) | 1時間 |
審査通過率 | 90%以上 |
即日入金 | 可 |
買取可能額 |
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契約方式 | 2社間 |
必要書類 |
|
オンライン完結 | あり |
公式サイト | 公式サイト |
ペイトナー|営業時間内に申し込むと最短10分で審査を受けられる
出典:https://paytner.co.jp/factoring/
- 営業時間内に申込を済ませると審査が最短10分で完了する
- 請求書といった必要書類はWeb上ですぐに提出可能
- 手数料が最大5,000円分割引のキャンペーンなどを開催している
ペイトナーは、ペイトナー株式会社が提供するファクタリングサービスです。
平日10:00〜19:00の営業時間内にインターネットで申込を行えば最短10分で審査が完了し、入金がすぐに実行されます。
必要書類をPDFまたは画像データで用意すればWebで提出できることに加え、事業計画書や決算書などの書類の提出は不要です。
なお、LINE登録で手数料が最大5,000円分割引になるキャンペーンが定期的に開催されています。
ストレスなく手軽に資金調達をしたい方は、ぜひペイトナーを利用してみてください。
ペイトナーの基本情報を、以下の表にまとめました。
手数料 | 10% |
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審査スピード(最短) | 10分 |
審査通過率 | 非公開 |
即日入金 | 可 |
買取可能額 | 1〜100万円 |
契約方式 | 2社間 |
必要書類 |
|
オンライン完結 | あり |
公式サイト | 公式サイト |
ウィット|資金化まで最短2時間のフリーランスや中小企業向けサービス
出典:https://witservice.co.jp/factoring/
- 個人事業主やフリーランス、中小企業に積極的に資金提供を行っている
- 審査は最短30分で完了し、最短2時間で現金化が可能
- 請求書がなくても注文書があれば資金調達ができる
ウィットは、株式会社ウィットが提供するファクタリングサービスです。
個人事業主や中小企業を対象にファクタリングサービスを展開しており、個人事業主になりたての方や他社から断られた方でも柔軟に資金提供を行っています。
また、審査は最短30分で完了し、入金も最短2時間と迅速に対応している点が強みです。
さらに、受注時の注文書でもファクタリングサービスを利用できるため、請求書がなくても資金が調達できます。
当日中に資金を確保したいという方は、ぜひウィットを利用してみてください。
ウィットの基本情報を、以下の表にまとめました。
手数料 | 5%〜 |
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審査スピード(最短) | 30分 |
審査通過率 | 非公開 |
即日入金 | 可 |
買取可能額 | 〜20万円 |
契約方式 | 2社間 |
必要書類 |
|
オンライン完結 | あり |
公式サイト | 公式サイト |
フリーランスがファクタリングサービスを選ぶコツ
フリーランスの方が利用できるファクタリングサービスは複数あるため、どのような判断基準で選べば良いか気になる方も多いかもしれません。
ファクタリングサービスの選び方には、以下の6通りがあります。
- 申込から契約までオンラインで完結できるサービスを選ぶ
- 提出する書類が少ないサービスを選ぶ
- サービスによって異なる手数料を比較してから選ぶ
- 審査の通過率が高く業界での実績数が多いサービスを選ぶ
- 金融庁の登録有無でサービスを選ぶ
- 資金繰りを早期改善したい場合は即日払いに対応しているサービスを選ぶ
それぞれの選び方やコツを解説するため、資金調達を行いたいフリーランスの方はぜひ参考にしてみてください。
申込から契約までオンラインで完結できるサービスを選ぶ
時間や場所を気にせず資金調達を行いたいフリーランスの方は、以下の手続きがインターネットで完結するファクタリングサービスを選びましょう。
- 申込
- 見積もり依頼
- 必要書類の提出
- 審査
- 契約
- 入金
オンライン完結のサービスであれば、公式サイトからボタン一つで申込が可能で、必要書類はPDFなどの形式でアップロードができます。
来社や審査担当者との面談が不要な点でも、オンライン完結のファクタリングサービスはおすすめです。
提出する書類が少ないサービスを選ぶ
ファクタリングの審査前に提出する書類が少なければ、審査から入金までの時間が短くなるため、早い資金調達ができます。
ファクタリングの審査を受ける際には、フリーランスなどの事業形態に関係なく、以下のような書類をWeb上で提出しなければなりません。
- 請求書
- 注文書
- 売掛先との取引記録が記帳されている銀行口座の通帳または明細書
- 身分証(運転免許証やパスポートなど)
ただし、提出書類は「直近◯ヶ月分」と複数必要で、すべての書類をアップロードしていては審査を受けるまでに時間がかかってしまいます。
資金不足をできるだけ早く解決するためには、提出書類が1〜2点と少ないファクタリングサービスを優先的に利用しましょう。
サービスによって異なる手数料を比較してから選ぶ
複数のファクタリングサービスの手数料を比較検討すれば、金利が低い好条件のサービスを見つけられます。
手数料の比較を怠ると、サービス利用時に割高な手数料を払わされて損する可能性があることに注意しましょう。
特にフリーランスの方は法人よりも信用が薄いと判断され、手数料を高く設定されることもあるため、数社を比較検討することは非常に重要です。
なお、各サービスの手数料を調べるのが面倒な場合には、「資金調達1ステップ」や「GrowUp」などの一括見積もりサービスを利用してみてください。
審査の通過率が高く業界での実績数が多いサービスを選ぶ
信頼性や安全性の高さにこだわるフリーランスの方は、審査通過率が高くてファクタリングの実績が豊富なサービスを選びましょう。
審査の通過率が90%以上と高ければ、積極的に資金調達を行っているサービスであり、審査に通過する確率が上がります。
また、以下のような実績が公式サイトに記載されているサービスであれば、安心して売掛債権の売却が可能です。
- 取引実績◯◯◯社以上
- 累計買取額◯◯◯億円以上
- 月間契約◯◯◯社以上
審査にスムーズに通過したい方やサービスの信頼性・安全性を重視する方は、審査の通過率や実績数を確認してみてください。
金融庁の登録有無でサービスを選ぶ
金融庁登録を行っているファクタリング会社のサービスを選ぶことも、手段の一つです。
金融庁登録は任意ですが、登録を済ませているファクタリング会社であれば、コンプライアンス意識や安全性が高いといえます。
公式サイトの最下部に「登録番号:日本貸金業協会会員第◯◯◯◯◯号」などと記載されていれば、金融庁の貸金業登録を受けていることがわかります。
なお、金融庁の貸金業登録を行っていないファクタリング会社が100%違法であるとはいえません。
そのため、安全性の高いファクタリング会社を検討している方は、登録番号の有無も確認してから申し込みましょう。
資金繰りを早期改善したい場合は即日払いに対応しているサービスを選ぶ
資金繰りを早く改善したいフリーランスの方は、即日入金に対応しているファクタリングサービスを選びましょう。
なぜなら、給与や買掛金、費用などの支払を期日までに済ませられる可能性が高いためです。
また、即日払いができないサービスを利用すれば支払遅延が発生しやすく、退職による人員不足や取引停止による倒産などの事態に直面する可能性があります。
ファクタリングの審査は申込順に行われ、申込が午後や夕方と遅くなるほど入金が翌営業日へと先送りになる可能性があるため、当日中に資金調達したい方は、可能な限り平日の午前中までにファクタリングの申込を済ませておきましょう。
フリーランスの資金調達にファクタリングがおすすめな理由
フリーランスの方が資金調達を行う際にファクタリングが適している理由は、以下の通りです。
- 資金化の申込に担保や保証人が不要
- 信用度が低い場合でも審査に通りやすい
- 融資と違いファクタリングの契約内容は信用情報として記録されない
- 銀行の融資より審査や手続きが早く資金調達がスピーディ
- 償還請求権がないため取引先が倒産しても弁済する必要がない
それぞれの理由を解説するため、資金繰りに困窮しているフリーランスの方は必見です。
資金化の申込に担保や保証人が不要
ファクタリングで資金調達の申込を行う際には、担保の提供や保証人の用意は不要です。
なぜなら、ファクタリング会社は、売掛金を必ず売掛先から回収する義務があるためです。
また、売掛金が回収不能になった場合はファクタリング会社が責任を負うため、申込者の担保を差し押さえたり保証人から代位弁済を受けたりできません。
担保や保証人が必要になるのは、銀行融資の申込や賃貸契約を締結するケースです。
なお、ファクタリングの申込を行う際は、売掛先の信用度の高さを証明する入出金明細書や本人確認書類などを用意しなければなりません。
信用度が低い場合でも審査に通りやすい
申込者自身の信用度が低い場合でも、ファクタリングの審査には通りやすいです。
なぜなら、審査時に確認するのは売掛先の信用度であり、売掛金の支払義務がない申込者の信用度はほとんど重視されないためです。
そのため、たとえ税金を滞納していたり他のファクタリング会社から資金提供を断られたりしていても、審査にはほとんど影響しません。
ただし、売掛先との取引実績が少ない場合や売掛先の事業年数が短かい場合には、審査に不利になることがあります。
融資と違いファクタリングの契約内容は信用情報として記録されない
カードローンや銀行の融資とは異なり、ファクタリング契約の内容は信用情報として記録されません。
信用情報に記載されるのは以下のような事項で、ファクタリングの契約内容は含まれません。
- 氏名や住所、勤務先などの個人情報
- ローンやクレジットカードなどの契約内容
- 借入金の残高
- 借入金の返済・滞納状況
- 登録元の会社
ファクタリングは売掛債権の売買契約ですが、個人情報でも金銭貸借でもないため、信用情報には記録が保存されません。
つまり、ファクタリングの契約後に銀行融資やカードローンなどの申込を行う予定があっても、審査で不利になることはありません。
銀行の融資より審査や手続きが早く資金調達がスピーディー
銀行融資よりもファクタリングの審査と入金の手続きの方が早いため、資金不足を迅速に解決してくれます。
公式サイトに「最短◯時間で審査」「最短◯分で即日入金」と具体的な時間が記載されているサービスであれば、より安心できます。
一方、銀行融資は数週間から数ヶ月と時間がかかり、待っている間に資金がショートする可能性が高いため、利用しない方が無難です。
ビジネスの世界では、買掛金や固定費の支払などが遅れると、事業の継続に支障が出たりクライアントとの取引が停止したりするリスクが高まります。
そのため、数日以内にまとまった資金が必要な場合は、スピーディーに資金提供を行ってくれるファクタリングサービスを利用しましょう。
償還請求権がないため売掛先が倒産しても弁済する必要がない
ファクタリングで資金調達を行う場合、売掛先の倒産などが理由で売掛金が回収不可能になっても、申込者自身が売掛金を返済する義務はありません。
なぜなら、ほとんどのファクタリング会社は償還請求権がないノンリコース契約を締結するためです。
償還請求権とは、売掛先に代わってファクタリングの申込者が売掛金を弁済する権利のことです。
償還請求権なしのノンリコース契約は安心して売掛債権を売却できるものであるため、フリーランスを含む多くの事業主に利用されています。
フリーランスがファクタリングを利用する際の注意点
フリーランスの方がファクタリングサービスを利用する際は、以下の点に注意しなければなりません。
- 法人よりも手数料が高めに設定されることが多い
- 債権譲渡登記が必須という業者ではファクタリングができない
- 入金額から手数料が引かれるため利益が減る
ファクタリングを利用して資金調達を行う前に、それぞれの注意点を確認しておきましょう。
法人よりも手数料が高めに設定されることが多い
フリーランスがファクタリングを利用する場合、手数料が高くなる場合があります。
なぜなら、フリーランスの取引相手はフリーランスである場合が多く、売掛金を回収できるかどうか疑わしいためです。
そもそも、フリーランスは登記や資本金が不要で、名乗るのみで誰でもフリーランスになれます。
また、フリーランス同士で手を組めば、架空の売掛債権を売却してファクタリング会社から資金を騙し取ることも可能です。
手数料をできるだけ下げるためには、売掛先との継続的な取引を証明できる入出金明細書などを提出して信頼度を高めましょう。
一方、国や地方公共団体など信頼度の高い売掛先の債権を売却し、審査を有利に進めることも選択肢の一つです。
債権譲渡登記が必須という業者ではファクタリングができない
債権譲渡登記を義務化しているファクタリング会社を選んだ場合、フリーランスの方はファクタリングによる資金調達ができない点にも注意しましょう。
なぜなら、債権譲渡登記を行うには法人の登記事項証明書が必要で、法人格ではないフリーランスの方は登記手続きができないためです。
債権譲渡登記とは、売掛債権の売却を第三者に対抗するために東京の法務局で行われる、法的な手続きを指します。
債権譲渡登記を義務化しているファクタリング会社は、売掛債権の二重譲渡などを警戒するため、利用を避けた方が無難です。
ファクタリングで資金調達を確実に行うために、債権譲渡登記を行う必要がないサービスを利用しましょう。
入金額から手数料が引かれるため利益が減る
ファクタリングを利用する際の入金額は、売掛債権から手数料を差し引かれた額になるため、利益が目減りする点にも注意しなければなりません。
例として手数料が10%のファクタリングサービスを利用し、1,000万円の売掛債権を売却した場合を考えてみましょう。
入金額は1,000万円−(1,000万円×10%)=900万円になり、入金額のうち100万円は手数料の支払で消えてしまいます。
また、フリーランスの方は法人よりも信用度が低いと見なされ、手数料が比較的高く設定される点にも留意が必要です。
手数料の支払に抵抗がある方はファクタリングを利用せず、売掛先から売掛金が入金されるまで待つことも手段の一つといえます。
フリーランスがファクタリングの審査で落ちる場合のよくある原因
フリーランスの方がファクタリング審査で落ちた場合、以下のような原因が考えられます。
- 売掛先との取引歴が短かった
- 売掛先の信用度が低く売掛金の回収リスクがあった
- 入金サイトが長い売掛金を利用した
- 申込審査に必要な書類が揃えられなかった
売掛先や売掛金に問題があったり必要書類に不備が生じたりと、審査落ちの原因はさまざまです。
それぞれの原因を詳しく解説するため、ファクタリングの審査を受ける前に確認してみましょう。
売掛先との取引歴が短かった
売掛先との取引年数が短い場合、売掛先から売掛金を回収できるか判断が難しく、ファクタリングの審査に落ちやすくなります。
ファクタリングの審査通過率を高めるためには、取引歴が長い売掛先の債権を売却しましょう。
ファクタリング会社にとって、取引実績が乏しい売掛先の債権を選択するメリットはありません。
なお、ファクタリングの審査担当者は、申込者の銀行口座に書かれている入出金履歴を見て取引歴の長短を判断します。
嘘の取引履歴はすぐバレてしまう点に注意が必要です。
売掛先の信用度が低く売掛金の回収リスクがあった
売掛先の信用度が低く、少しでも売掛金を回収できないと見なされると、ファクタリングの審査に落ちます。
売掛先の信用度が低いとは、売掛先に以下のような特徴があることです。
- 事業形態がフリーランスまたは零細企業
- 申込者との取引実績が短くて少ない
- 年商が低い
- 事業年数が短い
売掛先のプロフィールなどに不安要素があれば、審査担当者は資金提供を見送る可能性があります。
特に、申込者に売掛金の弁済義務がない2社間ファクタリングであれば、ファクタリング会社は売掛金の回収不能を何としても回避しなければなりません。
審査に通過するためには、国や都道府県などの信頼性の高い売掛先の債権や、取引実績が長い企業の債権を売却する必要があります。
入金サイトが長めの売掛金を利用した
売掛金の入金サイトが長い場合も、ファクタリングの審査に落ちやすくなります。
なぜなら、売掛金の保有期間が長ければ、売掛金が回収できないリスクが増大するためです。
また、売掛金の入金までに売掛先が廃業・倒産・夜逃げする可能性もあります。
審査落ちを避けるためにも、売掛金の支払期日が数ヶ月程度と近い売掛債権を売却することがおすすめです。
申込審査に必要な書類が揃えられなかった
ファクタリングの申込審査には以下のような書類が必要ですが、書類に不備があれば審査落ちの原因になります。
- 請求書
- 注文書
- 売掛先との取引記録が記帳済みの通帳または入出金明細書
- 本人確認書類
請求書や注文書がない場合は売掛債権の額が分からず、資金提供の対象とは見なされません。
また、通帳や入出金明細書がなければ売掛先の信用度を測れず、審査担当者は資金提供を見送る可能性が高まります。
書類の不足は審査落ちに直結しやすいため、書類を提出する前に不備がないかしっかり確認しましょう。
フリーランスがファクタリング審査に通りやすくするための対策
フリーランスの方がファクタリングの審査に通過しやすくなるためには、以下のような対策を取る必要があります。
- 毎月安定した取引や継続した入金が確認できる通帳を用意する
- 3社間ファクタリングを利用する
必要書類や契約方式を変えることで、ファクタリングの審査通過率は高まります。
それぞれの対策の内容を押さえ、審査を受ける前に実践してみましょう。
毎月安定した取引や継続した入金が確認できる通帳を用意する
ファクタリングの審査通過率を高めるためには、売掛先との月々の取引が多く、継続入金が確認できる銀行の預金通帳を用意しておきましょう。
なぜなら、ファクタリング会社は審査時に売掛先との取引実績や売掛先の信頼度などを確認したうえで、資金提供の可否を決めるためです。
一方、売掛先との取引実績が乏しく債権買取は危険とファクタリングの審査担当者に判断されれば、審査の通過率は格段に下がります。
フリーランスの方がファクタリングの審査に通過するためには、通帳に記載されている売掛先の取引状況が非常に重要です。
3社間ファクタリングを利用する
契約方式を2社間ではなく3社間ファクタリングに変更すれば、フリーランスの方でもファクタリングの審査に通りやすくなります。
3社間ファクタリングとは、申込者・ファクタリング会社・売掛先の3社でファクタリング契約を締結する契約方式です。
3社間ファクタリングを利用すれば、売掛金の支払が遅れた場合でもファクタリング会社は直接売掛先に支払を催促でき、売掛金が回収不可能になるリスクが下がります。
なお、審査が比較的優しいことが3社間ファクタリングの特徴ですが、売掛債権を売却する際には売掛先の許可を取らなければなりません。
そのため、3社間ファクタリングで審査に通過できても、資金調達までに時間がかかる場合がある点に注意が必要です。
フリーランスのファクタリングに関してよくある疑問
フリーランスのファクタリングに関して、以下のような質問が寄せられています。
- 入出金明細はプライベートの口座も必要ですか?
- フリーランスのファクタリングの手数料相場はどのくらいですか?
- フリーランスで決算書がないのですがどうすればいいですか?
それぞれの質問をQ&A形式で回答するため、ファクタリングサービスの利用を検討しているフリーランスの方は参考にしてください。
入出金明細はプライベートの口座も必要ですか?
ファクタリングの申込において、プライベート用の銀行口座の入出金明細を提出する必要はありません。
売掛先との取引記録が記帳されている入出金明細を提出するのみで、ファクタリングの審査を受けられます。
売掛金を回収できるか判断する目的で、ファクタリングの審査は行われるため、売掛先や売掛金に関する情報が記載されていない私用の口座情報は重要なものではありません。
個人情報が流出する恐れがあるため、私用の口座情報は提出しないでください。
フリーランスのファクタリングの手数料相場はどのくらいですか?
フリーランスの方がファクタリングを利用する際の手数料の相場は、1 〜20%です。
1,000万円の売掛債権を売却した場合の手数料は、10〜200万円の範囲内になります。
ただし、手数料は入金額から強制的に引かれるため、手数料が割高なファクタリングサービスを利用すると売上減少につながる場合がある点に注意が必要です。
一括見積もりにより複数のサービスの手数料を比較し、手数料が最も低いサービスを利用することも選択肢の1つです。
なお、相場を無視した法外な手数料を要求してくる違法ファクタリング会社は、決して利用してはいけません。
フリーランスで決算書がないのですがどうすればいいですか?
決算書がないフリーランスの方でも、ファクタリングの申込や契約はできます。
決算書とは会社の財政状況や経営成績を表す以下のような書類の総称のことで、提出義務があるのは法人のみです。
- 貸借対照表
- 損益計算書
- 勘定科目明細
- キャッシュ・フロー計算書
法人化していないフリーランスの方は、決算書の作成や提出をしなくても問題ありません。
ただし、請求書・注文書・銀行の通帳・本人確認書類などは提出する必要があります。
フリーランス向けファクタリングおすすめサービスまとめ
本記事では、フリーランスの方におすすめのファクタリングサービスを10社に厳選して紹介しました。
申し込み時の必要書類が2種類と少ないものから、債権譲渡登記が不要のものまで、フリーランスの方向けのファクタリングサービスは複数あります。
そのため、手数料の安さや即日払いの可否などを確認して、好条件のサービスを見つけてみてください。
なお、フリーランスの方がファクタリングを利用する際には、法人よりも手数料が高くなりやすい点や手数料が入金額から引かれる点に注意が必要です。
この記事を読んでファクタリングに興味を持ったフリーランスの方は、公式サイトから資金調達の申込を行ってみましょう。