システム – 墨田区錦糸町の会計事務所。アンパサンド税理士法人

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裏技公開!弥生会計ドライブから達人へ直接データ取込の方法

こんにちは。

税理士の山田です。

 

今回は完全に同業の会計事務所の方向けの内容であり、弥生会計ドライブから達人へデータをインポートする際に、一度データのダウンロードをしなくても、ドライブから直接達人にデータ取込が出来る裏技を公開しちゃいます。

 

弥生会計の公式方法とは別の手法であり、エラー等についての責任は取れませんので、ご自身の責任の元で行ってくださいね。

 

さて、ドライブから達人へのデータ取込については、公式のマニュアルによると下記のように記載がされています。

https://www.yayoi-kk.co.jp/icare/download/tatsuzin/d_file/YAC17R140001HJMb.pdf

 

ただ、この方法ですと弥生ドライブから一度データをダウンロードして、そのデータを指定してから取り込む必要があり、またダウンロード後にデータを削除する必要もあったりと一手間が掛かります。

 

そこで色々と試していた結果、弥生ドライブから直接データを指定して、達人に取り込む方法を見つけることが出来ました。重なりますが、これは公式には載っていない方法ですので、ご了承ください。

 

なお、この記事は2020年3月時点の情報です。

 

具体的な手順

さて、まずは達人のデータを開きます。今回は法人税の達人で取込をしてみましょう。達人の業務メニューより『データのインポートを選択』します。

 

下記の画面で『弥生会計からのインポート』を選択して確定

 

下記の画面で『次へ』をクリック

 

下記の画面で『弥生ドライブにある事業所データを転送する』を選択し、『次へ』をクリック

 

ここからが非常に大事です。ここまでくるとデータの選択画面で、会社データが表示されるとともに、弥生ドライブが立ち上がります。ここからの手順は下記の通り。

①この時点で選択したい会社名が表示されない場合には、一度弥生ドライブにて該当する会社データを一度開き、開いた後にデータはすぐに閉じます。弥生会計はデータを一度開いて閉じてとすると必ずバックアップデータをローカルに落とします。

②上記①の作業の後に、戻るを二度押して最初の画面まで戻ってから、次へを二度押してこの画面まで戻ると、上記①にて選択した会社のデータが表示されているはずです。(多分無いと思いますが、仮に表示されていなければ、一度業務メニューまで戻って、弥生ドライブのデータをもう一度開く+閉じるをしてから、ここまで戻ってきて来ましょう)

 

③上記の画面でインポートをしたい会社のデータが表示されていた場合には、この③の作業からスタートです。上記の通り、この時点で一度弥生ドライブが立ち上がりますので、目当ての会計データを選択し一度会計データを開きます。

 

会計データを開いたら、そのデータをすぐに閉じます。データを閉じたら、ここですかさず達人のデータ選択画面より『次へ』を押します。すると・・・

なんと、次の画面である『処理年度の選択』に到達!!ここから先は通常の方法で弥生会計デーたから法人税の達人に決算書情報を取り込むことが出来ます。上記の『次へ』を押すタイミングが遅いと次の画面に到達することが出来ないので注意してください。弥生会計はデータを閉じた後にドライブにデータを送信するまでに数秒のタイムラグがありますので、この数秒の間にボタンを押す必要があると思われます。

 

ただし、上記の方法により弥生会計のデータを達人に取り込みをすると、弥生ドライブに送信しようとしたデータが使用中になってしまうため、ドライブの画面で下記のエーラが表示されます。達人側でインポートの処理が完了した後に、下記の画面で『リトライ』をクリックすれば、データはドライブにアップロードされます。

 

如何でしょうか。

弥生会計のデータをドライブにアップロードするまでの僅かなタイムラグを狙った裏技です。

こんなことをしなくても一度会計のデータをダウンロードすれば取込は出来るのですが、少しでも無駄を排除したい、という生産性を追い求める方は是非参考にしてみてください。

ただ、この機能は普通に弥生会計から達人へのデータ移行で実装して欲しい機能ですね。弥生会計の方か達人シリーズのベンダーであるNTTデータの方がこちらの記事をご覧になられましたら、是非機能の実装をご検討頂ければ幸いです。


話題のIT導入補助金を徹底解剖!!

こんにちは。

税理の山田です。

 

今年よりIT導入補助金という制度がスタートしました。

正式名称は『平成28年度補正 サービス等生産性向上IT導入支援事業』

募集期間は平成29年1月27日(金)〜 平成29年2月28日(火)17時まで

補助金額は20~100万円まで(導入経費の2/3を補助)

 

募集ページはこちらです。

https://www.it-hojo.jp/applicant/

 

本事業は、中小企業等がITツール(ソフトウエア、サービス等)を導入する経費の一部を

補助することで、中小企業・小規模事業者等の生産性の向上を図ることを目的としています。

中小企業等が行う生産性向上に係る計画の策定や補助金申請手続等について、

ITベンダー、専門家等の支援を得ることで、目的の着実な達成を推進する制度となっています。

 


本事業のスキーム図は以下の通りです。

事業スキーム図

 

ちょっと解り難いですね。

 

補助金を利用したい事業者の目線で見てみましょう。

上記表の左真ん中にある『補助事業者』が補助金を利用する事業者のことです。

 


まずはIT導入支援事業者を探す

この補助金制度は少し変わっており、自分で申請を行わず、

IT導入支援事業者に代理で申請を行って頂きます。

つまり、最初のステップとしてはIT導入支援事業者を探す必要があります。

 

IT導入支援事業者とは実際に補助金対象となるITツールを提供する

ITベンダー(いわゆるメーカー)を指します。

 


続いて利用したいITツールを探す

こちらのページでIT導入支援事業者の検索が出来ます。

https://it-hojo.secure.force.com/shiensearch/

『エリア』『取扱業種』『業務機能』で検索が出来ますので、

自社のエリア・業種や、導入を検討しているシステム機能で検索しましょう。

 

もしくは、実際に導入を検討しているシステムがあれば、

会社名で検索すればIT導入支援事業者として登録しているかが解ります。

 

IT導入支援事業者の一覧表では表の一番右列に

『取り扱いITツール』というボタンがありますので、

こちらで実際に利用したいITツールを探しましょう。

ツールの詳細は直接ITベンダーに問い合わせて確認します。

 


最後に申請書類の準備を進める

基本的に作成する書類としては以下の通りとなります。

・【様式第 1】交付申請書

・【別紙 1】補助事業者情報登録申請書

・【別紙 2】事業計画書(補助金額により様式が変わります)

・【別紙 3】導入 IT ツール(ソフトウエア、サービス等)申請書

・【別紙 4】補助事業申請に伴う宣誓事項

※法人の場合には謄本の写し、個人の場合には開業届出の控えが必要

 

ですが、書類は導入をするシステムのIT導入支援事業者が代理で作成しますので、

実際の書類作成にあたっては、選定したIT導入支援事業者に相談しましょう

 


事業スケジュールを確認

2月28日までに補助金の申請を行い、交付決定(合格発表)が3月にされる予定です。

その後に実際にITツールの発注を行い、5月末までに導入を完了させます。

最後に実績報告を行ったうえで補助金の交付は、6月・7月頃になると思います。

 


今回の募集では合格率が高くなる予定?

こちらの制度は今年に募集が開始した初めての制度です。

補助金制度についても十分な告知が出来ておりませんので、

最初の募集では予算(100億円)が達成できないと考えられております。

 

今や大人気で合格率5%を切ってしまった創業補助金という制度も

制度が始まった最初の頃の募集では8割程度の企業が合格していました。

 

つまり、逆に今回の募集が利用できる企業は大大大チャンスです。

今回の募集では申請企業はほとんど合格するのでは?と言われています。

 

また、予算が余れば(むしろ余る可能性が高い)二次募集もあります。

ITツールの導入を考えている企業はまずチャンレジしてみましょう!


MFクラウド会計より財務指標(β)ローカルベンチマークがリリース!

こんにちは。

税理士の山田です。

 

3月7日付けでMFクラウド会計より財務指標(β)がリリースされました!

これはその企業の財務指標と経済産業省が公表している業界ごとのローカルベンチマークを比較出来るというものです。

https://biz.moneyforward.com/info/feature/local-benchmark/?from_biz_notice_mail

 

ローカルベンチマークは、企業の経営状態の把握、いわゆる「健康診断」を行うツール(道具)として、

企業の経営者等や金融機関・支援機関等が、企業の状態を把握し、双方が同じ目線で対話を行うための

基本的な枠組みであり、事業性評価の「入口」として活用されることが期待されるものです。

(経済産業省HPより引用)

http://www.meti.go.jp/policy/economy/keiei_innovation/sangyokinyu/locaben/index.html

 

会社の財務状態をタイムリーに把握し、次の一手を打つためには非常に面白いツールです。

是非活用していきましょう!

 

当事務所ではMFクラウド会計公認メンバーとしてMFクラウド会計の導入をサポートしています。

MFクラウド会計の利用料金は今年の1月より改定し、ベーシックプランですと月額2,980円で利用が可能です。

しかし、当事務所のお客様限定で初年度に限り、限定10社で月額1,800円での提供をしております。

 

次年度以降の利用料金は未定ですが、正規料金月額2,980円よりはお安く提供致します。

MFクラウド会計の導入を検討中のお客様はお気軽にお問い合わせ下さい。

 

補助金や資金調達、業務効率化等の経営支援を得意とする税理士が対応致します!!